2021年 B&G海の日アンケート結果

• 総合は、第１位「コロナ収まれ」、第2位「お出かけ、帰省、旅に出たい」、第3位「バカヤロー」。
• コロナ禍への直接的な言葉と、自由な活動を望む言葉が優勢。 オリンピック関連は5票のみ。

10年ごとに「海に向かって叫びたい言葉」のアンケート調査を実施し、今回3回目の実施となりました。21世紀を迎えた2001年を皮切りに、東日本大震災の2011年、コロナ禍とオリンピックの2021年と大きな節目での実施となりました。広大で包容力のある海に向かって叫ぶ言葉には、回答者の「ありのままの感情」が表れることを目論んだアンケートですが、偶然ながら重大な時期に局面して世相の変化が表れるものとなりました。

設問では、自由回答としたために「コロナのバカヤロー」を「コロナおさまれ」と「バカヤロー」のどちらに分類すべきか？ などの議論がありましたが、2001年と2011年のアンケート項目を考慮しながら、「回答者の感情」を考えて分類しました。「コロナのバカヤロー」は、そこに込められた感情から「コロナおさまれ／コロナのバカヤロー」とまとめて集計しました。

その結果、全ての回答を49項目（特になしを含む）に分類し、その他分類できない回答が116票ありました。人の感情の多様性には驚かされます。

総合の1位2位は、コロナ禍の影響が如実に表れました。１位「コロナおさまれ／コロナのバカヤロー」には、「コロナのバカヤロー」が74票含まれており、これを3位「バカヤロー」に分類すれば、「バカヤロー」が1位となるところでした。海では「バカヤロー」が、山の「ヤッホー」のように定番となっているのかも知れません。ちなみに「ヤッホー」も16票を集め24位にランキングされました。

今回の特色として、7位「泳ぐぞ／泳げるようになりたい」と14位「会いたい」が注目されます。これまで、当たり前のようにできた「泳ぐ」「人に会う」ことができない状況になったことが表れたようです。

年代別では、50代と60代以上で「コロナおさまれ／コロナのバカヤロー」が1位となったことは予想通りですが、20代でも1位となったことは「若者はコロナに無関心」と言うイメージが、実態とは違うことを示しているのかも知れません。