学生ボランティア養成事業

B&G財団では、地域のB&G海洋センターや市町村の教育委員会と協同して、海や水辺での自然体験活動や、海洋性レクリエーション等の提供を通じて、子供たちの生きる力や自己決定力を育む活動を行っています。

 

水辺での各種の活動は、指導や安全管理、器材の運搬など、一般的な陸上スポーツや屋内運動と比べてより多くの労力がかかります。そのため、活動の中核となる施設常勤指導員「センター・インストラクター」に加え、活動を支えるボランティア指導員「リーダー」の育成にも力を注いでおり、これまでに養成した「リーダー」の総数は1万5千人を数えます。

 

その仕組みを今後も継続強化していくため、2019年度から地域の大学生や高校生を対象とする「学生ボランティア養成事業」を開始しました。

この事業は、教育学・児童学系の学生にとっての実習や実践活動の機会として好評をいただいており、また、各種教育機関からも、学生の経験の場、域学連携の地域づくり活動の場として評価をいただいています。

 

本事業では、学生の皆さんにカヌーやSUPの実技、ロープワーク、心肺蘇生法など、海のレクリエーションと救急救命に関わるプログラムを提供し、楽しみながら経験を積んでいただいています。

この事業を通じて海や水辺での自然体験、子供への現場指導への興味関心をもってもらい、その後のB&G海洋センター活動への理解向上、協力を期待しています。

子供たちに海や川など自然と触れ合う体験を提供するためには、活動を支える人が欠かせません。B&G財団では、自然体験活動の推進との両輪で、このような人材育成に取り組んでいます。