子育て支援事業2019年度「BG塾」レポート

夏休みだからこそ 宿泊体験もあり勉強もある5日間
阿久根市B&G海洋センター(鹿児島県阿久根市)

日本財団助成事業

2019年7月14日(日)、8月2日(金)~5日(月)の5日間、鹿児島県阿久根市B&G海洋センターにてBG塾が開催されました。

阿久根市のBG塾は、①「B&G海洋センター艇庫での海レク体験」、②「阿久根市青年の家でのキャンプファイヤー」、③「阿久根大島ウォークラリー」、④「高松川での川遊び」などのプログラムを行い小学生48人が参加しました。

「自ら考え実践する子どもたちの姿」

海ではカヌーを真剣に漕ぎ、波に乗ってまっすぐ進もうとする姿が、ウォークラリーやキャンプファイヤーの出し物では、どこへ向かうか・何をするかなど自分たちがこれからする行動についてみんなで話し合い決めるといった能動的な姿が見られました。

みんなで協力して、ごはんを作る時には、玉ねぎを切りながらポロポロと流す女の子を気遣い「ゴーグルを着用してたまねぎを切れば、痛みが和らぐよ!」と伝える男の子もいました。

わずかな期間でも、子どもたちの成長を感じさせられる機会が多くありました。

  • ライフジャケットで浮きながらピース!

  • わずかな横波に苦戦

期間中は、B&G指導者のほか、市職員も協力し、子どもたちのサポートを行ってくれました。ついついアドバイスしたくなる瞬間もありますが・・・できる限り子どもたちの自主性に任せ、子どもたちに自ら考え行動してもらおうと、大人たちは“見守る”ということを心掛けていました。

昼間、体を動かした子供たちは、午後には、夏休みの宿題などの学習にも取り組みましたが、中には遊び疲れたのでしょうか、ウトウトと眠ってしまう子も見られました。

学習の時間

B&G海洋センターと艇庫は、きれいな海や阿久根大島をはじめとする大自然に囲まれ、夜にはきれいな星空を見ることができます。望遠鏡を覗いて、夜空に浮かぶ木星や、夏の大三角を実際に観測しながら勉強しました。実際に目の前に広がるキラキラとした星を教材にした夜空の星の勉強は格別で、子どもたちからは「見えた!」「初めて見た!」など歓声があがり、とても賑やかな夜となりました。

指導者の声

今回BG塾を担当した西田指導員は、子どもたちが日記にBG塾であった出来事を書いている様子をみて、「BG塾を思い出にしてもらえるのは良いですね。やる気に繋がります。」と語りました。

最後に・・・

夏休みは子どもの頃、わずかな間でしか体験できない貴重な時間です。大人になって、子どものころの夏休みを思い出し、あの頃に戻れたらな~と思う人も多いのではないでしょうか。今回のBG塾に参加してくれた子どもたちがこの夏を思い出し、懐かしく、「あの夏は楽しかったなあ」と思い返してくれたらいいなと思います。

「BG塾」とは

共働き世帯やひとり親家庭の増加により、夏休みや冬休みなどの長期休暇中は、子どもがひとり、家で過ごす時間が増える状況にあります。長期休暇中に地域の人材を活用し、子ども達に宿題などの学習と、マリンスポーツや自然体験、運動・スポーツなどの体験活動を提供し、子育てをサポートする取り組みです。

2019年度 BG塾 実施予定一覧

 

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