2025.08.12 UP ニュース 長崎県南島原市「先進的海洋センター整備事業」に関わる事業連携協定を締結
長崎県南島原市において、先進的海洋センターの整備に関する事業連携協定の締結式が行われた。
1.式典情報
実施日 | 2025年8月8日(金) 11:00~ |
場所 | ありえコレジヨホール大会議室 |
出席者 | <南島原市> |
式次第 |
一、先進的海洋センター概要説明 一、B&G財団挨拶 一、事業連携協定の締結 一、フォトセッション 一、市長挨拶 一、質疑応答 |
助成内容 | 先進的海洋センターの施設整備及びソフトプログラムの開発に対し、上限10億円の助成を行う。 |
地域と共に歩む海洋センターの新たな展開
B&G財団理事長の菅原は、全国の海洋センターも開設から数十年を経ると、地域のニーズは大きく変わってくる。B&G財団は、従来の海洋センターだけではなく、もっと地域に根付いた、地域が本当に求める海洋センターへと進化させることをコンセプトに本事業を計画した。今回の支援では、施設完成後の運営が最も重要であり、南島原市と力を合わせ、全国の海洋センターのトップランナーとなることを目指して事業を進めていくと述べた。
すべての人に開かれた海洋センターへの挑戦
南島原市の松本市長は、本事業は地域社会に必要とされる、学び・安全・交流・防災など、複合的な機能を備えた次世代の地域拠点を目指す取り組みであり、全ての人に開かれた海洋センターとして、さらに発展・進化するためのチャンスと捉えている。全国に先駆けたモデルケースとなるべく、新たな海洋教育の実践や人材育成、地域振興に資する事業を積極的に展開し、その成果を全国へ波及させていくと語った。
施設概要
新たに整備される先進的な海洋センターは、南島原市加津佐B&G海洋センターの艇庫を建て替え、艇庫機能に加えて体験交流棟や宿泊棟、研修スペースなどを備えた複合施設として整備される。完成後は、従来の海洋性レクリエーションを中心とした活動に加え、海洋教育の充実、地域資源を活かした振興策、さらには次世代を担う人材の育成といった新たな事業を展開する。
新たな機能と事業により、子どもから高齢者まであらゆる世代が日常的に海に親しみ、海の恵みや大切さを体感できる機会を創出するとともに、地域の活性化につながる施設へと生まれ変わる。
・新艇庫の主な機能
舟艇格納庫、受付、休憩スペース
・体験交流棟の主な機能
管理事務所、研修室、会議室、海のライブラリ、海のアートギャラリー、海洋プラスチック加工室、シャワー・トイレなど
・宿泊棟の主な機能
管理棟、バンガロー15棟
建設予定地
南島原市の先進的海洋センターは、実施設計を経て2027年度から着工し、2028年度末に供用開始を予定。総事業費10億8千万円のうち、B&G財団が上限10億円を助成する。
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