2024.08.26 UP ニュース 北海道滝川市「新たな海洋センター整備事業」に関わる事業連携協定を締結

日本財団助成事業

北海道滝川市で「新たな海洋センター整備事業」に関わる事業連携協定締結式が行われた。

1.式典について

実施日 2024年8月21日(水)13時30分~14時10分
場所 滝川市役所5階 第一応接室
出席者

<滝川市>
市長  前田 康吉
教育長  田中 嘉樹
教育部長  諏佐 孝
社会教育課長  運上 琢諭
<B&G財団>
理事長  菅原 悟志

式次第 ・新海洋センター説明
・B&G財団理事長挨拶
・滝川市長挨拶
・事業連携協定の締結
・フォトセッション
・質疑応答
助成内容 滝川市B&G海洋センター(艇庫)の大規模複合施設への建替えにあたり、8億円を上限に助成

2.式典の様子

菅原理事長は「今回の支援では何より、出来上がってからどのように運営していくかが一番重要であり、滝川市と当財団でタッグを組んで事業を進めていきたい。子どもたちが自然体験など様々な学びを得るのはもちろんのこと、高齢者や障がい者などが分け隔てなく、皆が集い楽しむ施設として、市のシンボルになって欲しい」と述べた。

前田市長は「交流人口の増加、地域の子どもたちの体力や精神的な育成・向上等を図る先駆的な海洋センターの整備を決定いただいた。完成後の子どもたちの喜ぶ姿が目に浮かぶ。しかしながら、建物を作ることは目的では無く、完成後にしっかりとした運営することが重要。新たな事業の先駆的な取り組みとして作り上げていく」と述べた。

3.施設の概要

滝川市の海洋センターは、艇庫機能に加えて、こども科学館の機能を併設し、自然体験だけでなく科学体験やものづくりを通して子どもの健やかな心身の成長を支えるとともに、ミーティングルーム、バリアフリートイレ、授乳室、ふれあい広場などを整備し、幼児や児童生徒、障がい児・者、保護者、高齢者などが幅広く利用する多様なコミュニティづくりの拠点として、さらなる利用者の拡大を図る。

海洋センターは、艇庫を利用した夏季中心の海洋性レクリエーション施設から、1年を通して様々な体験ができる複合施設へと進化する。今回建設する新たな海洋センターは、1階部分には従来以上に舟艇を格納できる艇庫機能を有し、2階のこども科学館では、様々な知育コンテンツを導入したチャレンジエリア、大画面での映像を活用した疑似体験プログラムや学習プログラムが可能なイマーシブシアター、レーザー加工機やUVプリンターを用いたワークショップ等を行える「ものづくりラボ」など、子どもたちの可能性を広げるSTEAM教育が可能な諸室を整備。
 その他、隣接するあおぞら広場には、インクルーシブ遊具や水とふれあう遊具を設置し、近接しているキャンプ場利用者も楽しめるアクティビティゾーンへ。既存の海洋センターの敷地は、駐車場として利用されるだけでなく、冬季にはスケートリンクとして活用されるなど、子どもの五感を磨き基礎体力を育む通年型の遊びの空間を提供する。
 従来の、夏季中心の海洋性レクリエーションに上記のような施設を加えることで、「体験」×「学び」×「交流」で豊かな心を「育む」みんなの居場所を目指す。
 新たな海洋センターは、既存の海洋センターを稼働させながら建替工事を進める。工期は、実施設計を経て2025年度より着工し、2027年4月に全館供用を開始する。総事業費10億円のうち、B&G財団が8億円(上限)を助成する。

滝川市B&G海洋センターは、利用人数・事業実施状況・施設の維持管理などを定量的に評価する海洋センター評価制度において、最多となる「22年連続特A評価」を獲得する最も優れた運営を行っている海洋センターの一つ。

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