今日9月1日は、「防災の日」

今日9月1日は、「防災の日」

新聞・テレビでも多くの特集が組まれ、「普段からの備え」の大切さを訴えています。

「野外活動時の防災対策」も、同様に「いつも通りの安全対策と災害時を想定した備え」が重要ですので、この機会に再度確認をお願いします。

 

まず、全ての基本となるのは「参加者の人員確認と掌握」です。

現場では「A指導員の指揮でBグループ〇人が○○プログラム、C指導員・・・」などの活動状況を把握すると共に、資料として「参加者全員の氏名・連絡先」を備えて置くことが基本です。

 

次に、気象・海象を事前に調べるのは無論のこと、突然の豪雨や雷に備えて常に現場の状況変化に注意することが必要です。

特に雷は、夏季の山地では毎日のように「雷注意報」が発令されて、注意報が常態化することがありますが、それほど「いつ、どこで、発雷するか予報し難い」ものです。

雲の発生、ゴロゴロ音など現場の変化を見逃さず対応しましょう。

 

続いて、豪雨・強風・発雷時の対応は「屋内避難」が基本となりますが、津波や河川増水時の対応は、事前に「避難場所・避難ルート」を指導者はもとより参加者にも周知しておくことが必要です。

また、これまで津波警報発令を知らせる合図として、オレンジフラッグなど各地で様々な合図が行われていましたが、今年から「赤白格子の津波フラッグ」への統一の取り組みが始まりました。

 

シーマンシップの根本は「事故なく陸に戻る」です。そのために、様々な作法・技術・器材・ルールを整えてきました。再度、基本に立ち返り「普段からの備え」を確認してください。