水辺を学ぶ 海や川の安全教育講座

海や川の安全教育講座

Lesson6 津波の危険に備える

海や川といった自然の中で安全に過ごすために、津波への対処法をしっかり理解しておきましょう。津波の仕組みや発生時の対応、日常の備えなどを、気象キャスターネットワークの田代大輔さんに解説していただきました。

津波の発生のメカニズム

解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔

再生時間:3分03秒

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津波発生のメカニズムや普通の波との違いを実験映像を交えて解説します。

  • 津波と波の違い
    地震などにより、海底が動くことで起こる波が津波です。普通の波は風によって発生します。普通の波にも大きなものはありますが、津波に比べると1つずつが小さいのが特徴です。
  • 沖合の津波は時速500km
    水深の深いところでの津波の時速は500km以上、時にはジェット機並みのスピードがあります。陸地に近付いても時速は30〜50kmあり、津波が来てからでは大人でも逃げ切ることができません。

発生時の対応

解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔

再生時間:1分29秒

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海の近くにいるときに地震が起こったときの注意点を把握し、自分の身を守りましょう。

  • すぐに高い所に逃げる
    すぐに高い丘や頑丈な建物の上の階に逃げるようにしてください。そのためにも、普段から避難場所や避難ルートを調べておくようにしましょう。
  • 津波は繰り返し襲ってくる
    様子を見に行ったり、忘れ物を取りに戻ったりしないようにしてください。
  • 津波警報・注意報解除まで避難する
    津波は1回目よりも、2、3回目の方が波が大きくなる場合があります。津波警報や注意報が解除されるまでは避難を続けるようにしてください。

発生を想定した日常の備え

解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔

再生時間:2分50秒

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津波が起こったときに慌ててパニックにならないために、日頃から準備をしておきましょう。

  • 避難場所を事前に知っておく
    海に行ったときは、まず避難場所を示した看板や避難ルートを確認します。津波浸水想定区域が記載されたハザードマップも事前に入手しましょう。
  • 情報を得る手段を準備する
    停電しても使えるラジオや携帯電話を準備しておきましょう。複数の手段をあらかじめ確保し、いざという時に使えるように普段から慣れておくようにしてください。

安全教育クイズ【地震・津波編】

地震や津波の基礎知識や、発生時の正しい行動、注意点をクイズ形式で学びましょう!
(クイズ作成:NPO法人 気象キャスターネットワーク)


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※このページに掲載している動画およびクイズは、ウォーターセーフティー ニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)が作成し、本サイトに掲載するのにあたりB&G財団が一部を改定いたしました。
なお、B&G財団が設立発起人の一端を担ったウォーターセーフティー ニッポンは、2014年3月に活動を終了いたしました。皆様のこれまでのご支援・ご協力に改めて厚く御礼申しあげます。