水辺を学ぶ 海や川の安全教育講座
海や川の安全教育講座
Lesson1 天気の急変に備えるポイント
海や山といった野外で活動する際、重要な要素のひとつが天気です。
近年多くなった天気の急変への備えや万一の場合の対処方法などについて、気象キャスターネットワークの田代大輔さんに解説していただきます。
天気の急変に備える3つのポイント
解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔
再生時間:5分04秒
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低気圧や台風などによる大雨は何日も前から予測可能ですが、最近では突然の豪雨や雷などが多発しています。
そういった天気について学ぶことは、水の事故から身を守る第一歩といえます。
- 事前に情報を入手する手段を確保
ラジオや携帯電話を用いて、雨雲の動き、注意報や警報などの情報を得るようにします。 - 当日の天気予報のチェック!
気象キャスターが「大気の状態が不安定」と言ったときは、天気の急変に注意してください。 - “五感”を使い、急変をキャッチ
雷の音、川のにごりや温度などに気を配り、自分たちの目や耳といった五感を使って判断できるようになりましょう。
集中豪雨の発生時の影響
解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔
再生時間:1分45秒
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集中豪雨が発生すると、川の周辺ではどのようなことが起こるのでしょうか。
- 都市部の場合
雨がアスファルトに覆われた地面に染み込まず、川へ流れ込むため、小さな河川は氾濫する恐れがあります。 - 山沿いの川の場合
増水の危険を知らせる看板があるか確認しましょう。
また、川の中洲や河原も水位の増加によって取り残される危険があるため、常に周りの状況に目を配る必要があります。
発生を想定して行動を
解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔
再生時間:3分19秒
画面をクリックするとムービーが再生されます
集中豪雨の発生を想定した際の具体的な行動について紹介します。
- 「大気の状態が不安定」
通常、温かい空気は上に、冷たい空気は下にありますが、真夏でも上空に冷たい空気が入ってくる場合があります。それを天気予報では「大気の状態が不安定」といい、何らかのきっかけで温かい空気が急に上昇し、雨や雷の発達につながる可能性を表します。 - 最新の天気情報を入手
自然の中で遊ぶ際は天気の急変等に備えて、携帯電話などで天気の最新情報を得るようにしてください。 - 天気の変化に注目
自然の中にいるときは、黒い雲や雷、川の水の変化など、周りの様子に常に気を配りましょう。上流から濁った水が流れてきたり、水が急に冷たくなった場合は、上流に雨が降っているサインです。
最近の天気予報の特徴
解説:NPO法人 気象キャスターネットワーク
理事、気象予報士・防災士 田代 大輔
再生時間:2分09秒
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最近の天気予報は、注意報・警報が市区町村単位で発表されます。
情報が細分化されて詳しくなっている分、欲しい情報、細かい情報を必要とする人は、能動的に取得し、自分に必要な情報か判断する力が必要になってきています。
安全教育クイズ【天気編】
台風や雷、大雨など、天気に関する基礎知識や、正しい対応方法をクイズ形式で学びましょう!
(クイズ作成:NPO法人 気象キャスターネットワーク)
※このページに掲載している動画およびクイズは、ウォーターセーフティー ニッポン(水の事故ゼロ運動推進協議会)が作成し、本サイトに掲載するのにあたりB&G財団が一部を改定いたしました。
なお、B&G財団が設立発起人の一端を担ったウォーターセーフティー ニッポンは、2014年3月に活動を終了いたしました。皆様のこれまでのご支援・ご協力に改めて厚く御礼申しあげます。