子どもたちはもう楽しみで仕方がない 恒例のプールイベント「B&Gランド」開催
南砺市福野B&G海洋センター（富山県）
幼児用プールで滑り台を楽しんでいます
南砺市福野B&G海洋センター（富山県）恒例のプールイベント「B&Gランド」が2020年8月10日に開催されました。イベントプログラムとして、プールを通して水の怖さやライフジャケットの必要性などを学ぶ「水辺の安全教室」と親子で絆を確かめ合いながらSUPを体験できる「親子SUP YOGA体験会」が組み込まれ、市内外の年中から小学3年生を中心に総勢40人が参加しました。
受付では検温をして感染症対策も万全です
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各種イベントが軒並み中止となっていますが、レポーターの大村貴則さんは「子どもたちが少しでも笑顔になれる時間を提供できれば」という想いでイベントを企画されていました。「行政からイベントの実施許可が下りなくて開催できるのだろうか」と不安でしたが、イベント実施間際に実施許可が下りて、小学校や保育園などにチラシを配布した途端、当初予定していた定員（30人）をはるかに上回る勢いで応募が殺到。定員を10人増やすなどの対応策を取り、最終的には60人近くの申込がありましたが、感染症対策も考慮し40人で開催することにしました。
子どもたちの笑顔が弾けていますよ！
イベント当日を迎えると、子どもたちの気持ちは時間の経過と共に高ぶっていきました。スタッフがブースを説明している時から「早く遊びたい」「あれに挑戦してみたい」とあちらこちらから甲高い声が響き渡ります。「子どもたちはこの日が楽しみで仕方がなかったのでしょう」と、プールには久しぶりに子どもたちの歓声と笑顔で溢れかえりました。実際に子どもたちからも「もっと遊びたかった」などの声もあり、当初目的の「子どもたちが笑顔になれる時間」を提供することは達成できました。
親子で協力してポージング。絆が深まります
同時開催の「親子SUP YOGA体験会」にも2組の親子が参加。体験会が始まるまでは緊張した面持ちでしたが、いざプールに入ると緊張から解放されたのか、親子共に笑顔で楽しんでいる姿が印象的で、会話も弾み最高のひと時を過ごされていた様子です。体験会に参加された母親は「全身の筋肉を使った気がします。とてもリフレッシュできました」と親子の絆を深めると共に、運動不足にも一役買うことができました。
難度の高いポーズにも果敢にチャレンジします
「B&Gランド」終了後には「SUPヨガ体験会」もあり、女性6名が参加しました。通常のヨガとは違い水に浮かんだSUPの上でポーズをする必要があり、苦戦する姿も見えましたが、最後には難易度の高いポーズに挑戦してできるようになりました。「バランスを保つことに苦労した」「体幹を使って良い汗をかくことができた」と参加者もSUPヨガを楽しんでいました。
大村さんは「規制中や自粛期間中でも何ができるのかを追求し、子どもたちにも楽しんでもらえる企画として開催できたことは良かったと思います。今回参加できなかった子どもたちもいますので、次回は参加できるようにしてあげたい。今後は普段通りにできないことを逆手に新しい取り組みを展開できれば」と企画の更なるパワーアップを約束。同じくレポーターの徳川遵さんも「SUPヨガ体験会は少ない人数でしたが、感染症が流行している中で無事に開催できたことに感謝しています。これからは今まで通りとならないかもしれませんが、多くの人に足を運んでもらえるよう工夫をしていきたい」と今後に向けて意欲を示しました。
今回のイベントも良い経験として欲しいですね
コロナ渦において様々な制限がありますが、子どもたちはいつの時代でも様々なことに興味を持ち、それを経験することで大人へと成長していきます。その経験値が大人になってから生かされてきます。今年はこれまで通りの夏ではありませんが、大人がこれまでの経験から子どもたちの成長を促す時ではないでしょうか。
B&Gレポーター 南砺市福野B&G海洋センター・大村 貴則
