活動記録 東京辰巳国際水泳場で「B&Gスイマーズフェスティバル」を初開催
オリンピアン・パラリンピアンを招き、東京辰巳国際水泳場で「B&Gスイマーズフェスティバル」を初開催
8月20日
東京辰巳国際水泳場(江東区)で、「B&Gスイマーズフェスティバル」を開催、全国17道府県51チームから278名のスイマーが参加しました。
この事業は、障がいの有無を超えて水泳に励む子どもたちが一堂に集い、水泳競技やオリンピアン・パラリンピアンによる水泳指導、プールでのレクリエーションを通じて交流し、大いに学び・楽しむ“水泳の祭典”として初開催するものです。
また本大会は、2000年から2019年まで20回にわたり開催された「全国ジュニア水泳競技大会」の伝統と大会記録を引き継ぎました。
大会では、北海道から鹿児島まで17道府県から集まった小学生から高校生までのスイマーが36競技89レースを競い、日本パラ水泳連盟所属の選手7名も、他の選手と同じ組のレースで泳ぎました。D区分(高校生)男子50m平泳ぎ 1組のレースでは、日本パラ水泳連盟所属の相澤稜翔選手が1位になり、場内は大きな拍手に包まれました。オープン参加ながら、競技全体でも6位に相当する力泳でした。
午後からは、大会顧問を務めるオリンピック2大会出場で銀銅2枚のメダルを獲得したB&G財団理事中村真衣さん、大会ゲストのパラリンピック6大会出場で金銀銅9枚のメダルを獲得した成田真由美さん、パラリンピック3大会出場での銀メダルを獲得した江島大佑さん、オリンピック2大会出場で銅2枚のメダルを獲得した星奈津美さんによる泳法披露・水泳指導が行われました。
続いて、メインプール・サブプールと長水路プール2面に20艇のSUPを浮かべ「プールでSUP体験・SUPリレー」が行われました。SUPに初めて乗る子どもも多かったのですが、水に慣れ親しんだスイマーはパドルで水を掴む感覚にも優れ、すぐに上手に漕いでいました。
参加したジュニアスイマーは、「障がいがあっても上手に泳ぐパラスイマーに感心した」「“タツミ”で泳ぐだけでなくSUPにも乗れて楽しかった」、「オリンピアンは速くてきれいな泳ぎだった」などと感想を話してくれました。
会場となった東京辰巳国際水泳場は、1993年のオープン以来「水泳の聖地」として愛されてきましたが、東京アクアティクスセンターの再開業に伴い、2023年3月31日に閉館することになりました。
それでも、“タツミ”に築かれた実績と記録、スイマーの思い出は残ります。「B&Gスイマーズフェスティバル」の思い出も、参加者に残ることを願っています。
大会の模様をプロカメラマンが撮影した写真を、9月1日から販売開始予定です。
9月1日以降に、B&G財団公式HPをご覧ください。
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