新人研修 安全管理・CPR(心肺蘇生法)講習の実施

新人研修 安全管理・CPR(心肺蘇生法)講習の実施

2020年6月下旬から9日間の日程で、新入職員7人に対し、水辺の安全に関する基礎技術と指導法を学ぶ研修会を行っています。

初日の研修は安全管理概論。事業課職員から事業の実施にあたっては、①無理のない計画(活動場所の選定、参加人数、年齢、体力)、②事前準備(指導体制や舟艇器材など)、③具体的な対策(中止する判断基準、事故発生時のフローチャート)をあらかじめ決めておくことの重要性について学びました。

2日目の気象・海象では、天候・波高・潮汐・風向などの状況把握や、海・川の危険ポイントを図表で学ぶとともに、直前の現地確認と荒天時の代替プログラムについて講義を受けました。

真剣な眼差しで講義を受ける新入職員7名

3日目のCPR講習では、一次救命処置の手順と、救助に際して必要なことについて学び、その後、「心肺蘇生」と「AEDの使い方」をダミー人形を使って実技研修を行いました。

ダミー人形を使ったCPR実技研修

研修に参加した稲 優大さん(鹿児島県天城町より1年間出向)は「気象海象は刻々と変わっていくものであり、指導者は常に天気の変化に注意しなければいけません。その地域に詳しい指導員に話を聞いたり、事前に現場を下見する必要があります。また、CPR実技ではいつ起きるかわからない非常時に備え、確かな知識を持つことが自信を持った心肺蘇生に繋がることを学びました。指導する側になった場合にも心肺蘇生法の重要性を伝えられるようにしたいです」と3日間の研修を振り返りました。

この後、若洲ヨット訓練所(東京都江東区)でマリンスポーツ実技、横芝光町光B&G海洋センター(千葉県)での「水辺の安全教室」の実技研修を行う予定となっています。

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