東京2020応援プログラム 東京運河ごみゼロ カヌーツーリング

東京2020応援プログラム「東京運河ごみゼロ カヌーツーリング」を開催しました

東京2020応援プログラム


日本財団助成事業

コロナ禍で来年に開催延期された東京オリンピック・パラリンピック、この応援イベントとして6月に開催を予定していた「東京運河ごみゼロ カヌーツーリング」を2020年11月26日(木)に感染予防対策を徹底して開催しました。

 

 

当初予定では、昨年度と同じ江戸時代に開削された小名木川、横十間川、北十間川を巡り東京スカイツリーを目指すコースでした。

しかし、3密回避などの観点からコースを変更し、都心でヨット・ゴルフ・キャンプ・BBQが楽しめるウォーターフロントとして注目される「若洲」をスタート地点に、若洲と「東京ゲートブリッジ」でつながるボート・カヌー競技のオリ・パラ会場「海の森水上競技場」、正面に「お台場」の建築物や「パレットタウン大観覧車」を眺める、東京湾最奥部の「砂町南運河」をカヌーで巡り、陸上からは立ち入れない護岸の清掃を行います。

 

新型コロナ感染拡大防止のため参加者は、地元で活動する「大島カヌー散歩倶楽部」、「亀戸カヌー万歩倶楽部」、「深川カヌー倶楽部」、「砂町カヌー冒険CLUB」と日本障害者カヌー協会から集まった46名45艇(ペア艇1)です。

 

はじめに主催者挨拶としてB&G財団理事長菅原から、事業趣旨と参加者・関係者へのお礼、来年度事業への参加を呼びかけました。

スケジュール説明・諸注意の後、参加者は慣れた様子で色とりどりのカヌーに乗り込み水面に漕ぎ出します。

1.5㎞ほど運河を漕ぎながらごみを探しますが、水面にはほとんどごみがありません。

しかし、目的地の護岸に上陸すると、石積みの間や岸辺の草に大量の缶やペットボトル・プラスチックごみが溜まっています。参加者が、3班に分かれ担当エリアで1時間ほどごみ拾いを行うと45ℓごみ袋で79袋のごみが集まりました。

今回、清掃作業ができたのは広い運河のほんの一部です。陸上から人が立ち入ることができず、フェンスや丈高く伸びた草に隠されて「人に気づかれない=人の気にならない」ごみの多さにあらためて驚かされました。

「問題解決は発生源から」と言われます。回収が困難な海にごみが流れ出す前に、「ごみは陸上できちんと始末する」事が大切だと実感します。

 

来年度も、本事業の規模を拡大し実施する計画です。

膨大な量の海ごみに対して、私たちにできることは小さなことかもしれません。

小さなことでも自分にできることを続けていきたいと思います。

来年はコロナも収束し、多くの皆さんにご参加いただけることを願っています。

 

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