海と雪の阿久根を駆け抜けろ!
「潮騒ロゲイニング in あくね」を初開催(鹿児島県阿久根市)
2026年2月16日
「潮騒ロゲイニング in あくね」を初開催(鹿児島県阿久根市)
2026年2月16日
鹿児島県阿久根市で、「潮騒ロゲイニング in あくね」を初開催した。当日は、数年に一度の雪が舞うなか、23チーム計58人が参加。冬の阿久根の海辺を舞台に、熱気あふれる一日となった。
本イベントは、海の魅力を体感しながら街を巡る「ロゲイニング」を通じて、地域に人の流れを生み出し、海岸線を有する地域の活性化につなげることを目的に、日本財団「海と日本PROJECT」の一環として実施した。

「ロゲイニング」は、チームで地図を見ながらチェックポイントを巡り、制限時間内により高い得点を獲得することを競う、オーストラリア発祥のナビゲーションスポーツ。市内各所に設けられたチェックポイントを巡り、阿久根市の新たな魅力を発見すると同時に、戦略を駆使して楽しめる点も、このイベントの大きな魅力のひとつである。
| 実施日 | 2026年2月8日(日) |
|---|---|
| 実施時間 | 10:00~13:00 |
| 場所 | 集合場所:北さつま漁業協同組合 本所2階ホール イベント実施エリア: 鹿児島県阿久根市内(阿久根駅から牛ノ浜周辺エリア) |
| 参加人数 | 23チーム・58人 |
| 実施内容 | 9:20~10:00 開会式、作戦タイム 10:00~13:00 ロゲイニング 13:40~14:20 表彰式、閉会式 |
開会式
初めに、主催者を代表してB&G財団理事長の菅原があいさつに立ち、「ロゲイニングを通じて、市内の景勝地や名所を巡りながら、阿久根の魅力を存分に感じてほしい」と述べた。さらに「安全に十分配慮し、ケガのないよう最後まで楽しんでいただきたい」と呼びかけ、地域の新たな魅力発見の機会となることへの期待も語った。
続いて、開催地である阿久根市副市長の上野淳氏は、本イベントを通じて阿久根市のキャッチフレーズ「帰ってきたくなる 行ってみたくなる 東シナ海の宝のまち あくね」を体感してほしいと述べ、「阿久根のファンになり、ぜひまた阿久根を訪れていただければうれしい」と呼びかけた。
次に、本イベントにゲストランナーとして参加した鹿児島県出身のウルトラマラソンランナー「走る冒険家Ponちゃん」は、「私と写真を撮るミッションもあるので、遠くからでも『Ponちゃん』と声をかけてください。雪の天気ですが、みんなで頑張りましょう」と笑顔で意気込みを語った。
作戦タイムを経て、各チーム一斉にスタート
作戦タイムでは、チームごとに、チェックポイントが記された地図とスマートフォンを手に、獲得ポイントをにらみながら熱心にルートを検討。限られた時間のなかで最も効率よく高得点を狙えるコースを探り、真剣な表情で戦略を練っていた。
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スマートフォンと地図を手に、高得点への道筋を探る作戦タイム
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地図を囲み、真剣な表情で作戦を練るファミリー
チェックポイントは、スタート地点から遠い場所ほど高得点に設定されており、戦略が勝敗を左右する展開となった。公共交通機関の利用も可能なことから、時刻表を確認しながら電車やバスを乗り継ぎ、一気に高得点を狙うチームの姿も見られた。
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スタートゲートをくぐり出発!
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スタート直後、バスに乗り込む3チーム
笑顔あふれるチェックポイント巡り
当日は雪が舞う厳しいコンディションのなか、それでも参加者たちは地図を手に、海岸線やまちの景色を楽しみながら果敢に挑戦。ファミリー部門では、スタート地点から約6km離れた牛ノ浜駅まで足を延ばすチームが登場した。ほかの部門でも、約9.5km先の道の駅阿久根を目指すなど、各チームが雪の中を力強く駆け抜け、高得点の獲得に挑んだ。
道中では、思わぬ坂道や海風に足を止められながらも、声を掛け合ってチェックポイントを目指す姿が印象的だった。ポイントに到着するたびに笑顔があふれ、写真撮影やミッションに挑戦する様子から、このイベントを存分に楽しんでいることがうかがえた。
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チェックポイント通過を示す自撮り
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チェックポイントへ全力疾走
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ボーナスポイントのおれんじ鉄道の車両と一緒に
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駅構内のチェックポイントをパチリ
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チェックポイントで元気に自撮り
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山道を登り、チェックポイントに到着
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ボーナスポイントの通過するバスと一緒にパチリ
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ゴール目前!雪の中でも笑顔いっぱい
楽しみながら挑む、得点アップのボーナスミッション
加点対象となるボーナスミッションも用意された。鹿児島酒造では、焼酎の香り当てクイズを実施。麦焼酎、芋焼酎に加え、鹿児島ならではの焼き芋焼酎の3種類をかぎ分けるミッションに挑戦し、見事正解すれば30点を獲得できる内容だ。参加者からは「焼き芋焼酎はすぐわかったが、残る2つのかぎ分けは難問だった」との声も聞かれ、ミッションを大いに楽しんだ様子だった。
また、海ごみ対策として、道中のごみを拾うとポイントが加算されるルールも設けられ、参加者たちは地図片手にチェックポイントを巡りながら、落ちているごみを次々と丁寧に回収した。
制限時間が近づくにつれ、各チームはゴールを目指してラストスパート。雪の中を駆け抜け、息を弾ませながらゴールすると、会場からは大きな拍手が沸き起こり、達成感に満ちた笑顔が広がった。
表彰式・閉会式
競技の得点集計を待つ時間には、「日本料理まつき」の松木洋輔氏が「阿久根のためなら」と快く協力し、スズキの解体ショーを披露した。会場でさばいた新鮮なスズキが振る舞われ、参加者からは歓声が上がり、笑顔あふれるひとときとなった。
表彰は、23チーム計58人の中から、ファミリー部門(4年生以下子どもを含むチーム)、同(5年生以上の子どもを含むチーム)、男女混合部門、女性部門、JAL賞の5部門で行われた。 男女混合部門で見事1位に輝いたチームは、「優勝を狙って参加しました!優勝できて本当にうれしいです」と喜びを語り、満面の笑みを浮かべていた。
JAL賞は、競技開始前に各チームが予想獲得点数を提出し、実際の獲得点数との差が小さい上位3チームを表彰する特別賞である。
見事1位に輝いたチームは、予想と実際の得点差がわずか1点という驚きの結果。2位チームとの差は20点と大きく、その読みの鋭さが際立った。さらに同チームは、ファミリー部門(5年生以上の子どもを含むチーム)でも準優勝を果たし、見事ダブル受賞となった。
表彰式は歓声と拍手が会場を包み、健闘を称え合う姿も見られた。参加者からは「雪の中でのロゲイニングは初めてだったが、とても思い出に残る一日になった」「阿久根の知らなかった魅力をたくさん発見できた」といった声が聞かれ、まちの新たな魅力発信につながる一日となった。

担当者コメント
今回初開催となる「潮騒ロゲイニング in あくね」で、ロゲイニング日和とは言えない天候ながらも、地元の方々の協力もあり、無事に開催することができた。参加者からは「寒かったけど、楽しかった!」「何十年ぶりにバスに乗って、大川まで行って楽しかった」と、前向きな声が多く聞こえ、また公共交通機関の利用率も課題となっている阿久根市において、利用を促す一つのきっかけをもたらすことができた。
この事業を通して、地元の方も県外から来た方も、阿久根市の魅力を知ることができ、季節や競技範囲を変えて何度でも阿久根市を再発見できるイベントであるため、これから何度も開催していくことで、阿久根市の活性化につながると考える。
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