水辺を学ぶ B&G水辺の安全教室
プログラム
「水辺の安全教室」プログラム詳細と学校授業での活用方法(ご提案)
授業で学ぼう!水辺の事故防止
『「危険だから」と水辺から遠ざけるのではなく、子供たち自身が「自分の命は自分で守る」意識と技能を身につけてもらいたい』
『教育的効果の高い自然体験活動に興味を持ち、安全に楽しく水辺で遊び、活動してもらいたい』
そんな思いのもと、B&G 財団では、都内小学校をはじめ全国のB&G 海洋センター・海洋クラブと協力し、「水辺の安全教室」を平成22 年度より展開。これまでに全国で20 万人以上が体験しています。
「水辺の安全教室」プログラムとは
背浮きやライフジャケット浮遊体験、身の回りにある浮く物を利用した落水時の対処法などの実体験を通して、水辺で安全に活動できる知識や技能、知恵を身に付けることができるプログラムです。
プログラムは、筑波大学体育系教授の椿本昇三氏、東京海洋大学大学院准教授の田村祐司氏が監修。水辺の安全に関する理論と技能について、小学生でも分かり易く学ぶことができる内容となっています。
「水辺の安全教室」プログラム構成
「水辺の安全教室」プログラムは、Part1〜Part4で構成されています。実施内容(プールでの実技、プールサイドまたは教室での座学、自然環境での実技)に応じたPartをご参照ください
Part1 プールで行う安全教室 プールでの実技
教室実施の導入からまとめまで実施時間30分で構成されている「ベーシックプログラム」と、習熟度や対象学年に応じて盛り込む「レベルアップメニュー」があります。
導入 | 入水 | 背浮き | 浮く物を 使用した 背浮き |
ライフ ジャケット 浮遊体験 |
まとめ | |
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ベーシック プログラム 対象:小学校低学年 |
● | ● | ● | ● | ● | ● |
レベルアップⅡ 対象:小学校中学年 |
● | ● | ● | |||
レベルアップⅢ 対象:小学校高学年・中学生 |
● | ● |
※実施状況に合わせて、メニューを組み合わせることが可能。
(例)ベーシックプログラム+背浮き(レベルⅡ)
※各メニューを抜き出して、学校授業や水泳教室の一つのメニューとしても使えます。
Part2 選択メニュー プールでの実技 プールサイド・教室での座学
「水辺の安全紙芝居」やレクリエーションなど「Part1」にバリエーションを持たせるメニューです。実施時間や習熟度、対象学年に合わせて取り入れてください。
Part3 水辺の知識 プールサイド・教室での座学
水辺の危険箇所や、天候・災害に関する基礎資料です。開催地周辺の気象や水辺の特徴など、地域にあった学習に活用してください。
Part4 海や川での安全教室 自然環境での実技
自然環境下で実施したプログラムの紹介です。全国の実施例を紹介していますので、地域の環境に合わせ活用してください。
「水辺の安全教室」プログラムの使い方
「水辺の安全教室」プログラム(PDF)は教室の流れや実施時間といった基本的な情報と、指導のポイントを文章・写真・イラストで解説した資料です。
詳しい説明が必要な項目には、参考動画も用意しています。
「水辺の安全教室」プログラム活用方法
このプログラムは、全国のB&G海洋センター・海洋クラブのみならず多くの指導現場で活用できる内容となっています。水辺での活動に関わる学校関係者・保護者・団体の皆様に活用していただき、一人でも多くの子供を水の事故から守る活動に役立ててください。
<プログラム活用案>
- 小中学校の「体育」や「総合学習」など、授業として「ベーシックプログラム」を実施
- 水泳授業の冒頭10分間で「背浮き」体験を実施
- 荒天時に水泳授業の一環として「選択メニュー 水辺の安全紙芝居」を実施
- 市内水泳教室など社会体育事業として「ベーシックプログラム」を実施
- PTA等が主催する夏休みの課外授業として「ベーシックプログラム」を実施
- 「放課後子供教室」や「土曜学習」の一環で「ライフジャケット浮遊体験」を実施
- 民間スイミングスクールで「ベーシックプログラム」を実施
学習指導要領解説に則した「水辺の安全教室」の領域とねらい
「水辺の安全教室」座談会 開催
プログラム作成に協力いただいた「座談会」(テーマ:一人にも多くの子供たちに「水辺の安全教室」を体験させたい!)を行いました。
プログラムに関するご相談・お問い合わせ先
公益財団法人B&G財団
事業部 事業課 「B&G 水辺の安全教室」担当
TEL:03-6402-5313
E-mail:jigyo@bgf.or.jp