農産品などの廃棄ロス削減と子供の体験格差解消に挑戦!
包括連携協定調印式

青森南部町とグラウクス(株)が包括連携協定を締結
3月28日に東京のB&G財団で調印式

フォトセッションの画像

笑顔で連携を宣言

食料の損失につながる農産品などの廃棄ロスの削減と、ひとり親家庭など厳しい生活環境にある子供たちの体験格差の解消を目的として、B&G海洋センター所在自治体である青森県南部町(工藤祐直町長)とグラウクス株式会社(東京都品川区、関藤竜也社長)が、包括的な連携関係を構築することが決まり、その協定調印式が3月28日、B&G財団で行われました。

両者の協定締結にあたっては、B&G財団がその仲立ちを務める形でスタートしたのが特徴です。B&G財団では、B&G海洋センターが所在する全国389の自治体と連携協力し、子供たちの健全育成や地域住民の健康づくり、コミュニティ活性化など地域課題の解決に向けた取り組みを進める中、新たな可能性として着目したのが、グラウクスが展開する社会貢献型の事業でした。

グラウクスが運営するフードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI.jp」では、各地から出荷された賞味期限が近い商品を半値以下で販売し、その売上げの一部を社会貢献に活かしています。B&Gでは、この事業を活用することで、地方自治体における地場産品の廃棄ロス削減に加えて、域内での新たな販路の開拓という面でも、地域活性化の一助になると考え、海洋センター所在地自治体に、グラウスクが取り組むこの事業を斡旋しています。

その第一弾として始動したのが青森県南部町です。昨年6月から「KURADASHI.jp」を導入し、同地域の特産品である「リンゴ」と「サクランボ」を販売しており、すでに生産物廃棄ロスの低減と生産者収入の増加を実現。この結果を受けて、同町では、「KURADASHI.jp」の活用をさらに拡大しようと、グラウクスと包括連携協定を締結することにしました。

グラウクスは、この青森県南部町の生産物販売で得られた収益の一部を、B&G財団の社会貢献事業に寄付。当財団は、この寄付金を活用して、児童養護施設の子供たちやひとり親家庭の親子など、困難な状況にある子供たちに、水辺の自然体験活動の機会を提供する「体験格差体験解消事業」を、全国のB&G海洋センターで推進していきます。

この日の調印式では、工藤南部町長と関藤グラウクス社長が協定書に署名し、事業の連携強化を笑顔で確認しあいました。

B&G財団では、今回のような海洋センター自治体と企業との包括連携の斡旋を今後、他地域でも推進していく方針で、すでに熊本県の長洲町と玉名市でも同様の取り組みに着手しています。

調印式の画像

(協定書に署名する工藤南部町長(左)と関藤グラウクス社長)

 

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