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B&G避難所開設研修会が開催されました~高岡市福岡B&G海洋センター


地元消防署の協力で煙体験、応急担架づくりも

 

開会式であいさつする高岡市教育行政センターの長澤所長

消防署の指導で毛布と竹竿で応急担架を作成

消防署の指導で毛布と竹竿で応急担架を作成

 

B&G財団は、10月17日午後1時30分から富山県の高岡市福岡B&G海洋センター体育館で、日本財団助成の本年度6回目となるB&G避難所開設研修会を開きました。

 

地元で避難所を開設する訓練を行うための研修会で、来賓として富山県高岡市教育行政センターの長澤雅春所長などが出席。県内の7海洋センターからB&G指導員など23人が参加しました。富山県連絡協議会、高岡市福岡消防署の協力を得て行われました。

 

全国にあるB&G海洋センター体育館の168カ所は、有事の際の「避難所」として指定されています。いざ災害が起きた際の初動体制は非常に重要なものとなるため、研修会を通じて、避難所開設時の初動体制を確認し、B&G指導者の防災力の強化を図るために行われました。

 

これまで2015年度と16年度に、日本財団の助成を受けて、1泊2日の住民参加型「避難所開設訓練」を10カ所で実施して、「避難所開設マニュアル」を作成しました。本年度は、このマニュアルを活用してB&G指導者を対象に、さらに指導者が参加しやすい90分間プログラムを基本とした研修会を全国10カ所で実施しているものです。6月28日に熊本県菊池市から始まり、高岡市で6番目となります。

 

 

「避難所開設マニュアル」を使い、指導者が参加しやすいよう講義と実技を90分から120分で行うコンパクトな研修会で、かつそれぞれの地域に即した内容を盛り込んだ内容で実施しています。また「防災訓練には子供を集めにくい」という声を受け、楽しく防災を学べるプログラムも実施し、参加者が地元で「避難所開設訓練」を開催する際、参考にできる内容としています。

 

実施内容(120分)

講義 避難所の初動体制、熊本地震の状況について

実技 ①HUG(避難所運営ゲーム)

   ②避難所レイアウト設計

   ③新聞紙を使った食器・スリッパづくり

   ④持ち出し品なあにクイズ

以下は高岡市福岡消防署の指導

   ⑤煙体験

   ⑥応急担架づくり(毛布を使った担架の作り方)

消防署の指導のもとで煙体験

消防署の指導のもとで煙体験

チームに分かれてHUG(避難所運営ゲーム)を体験。災害時には想定外が起こることをゲームで体験した

チームに分かれてHUG(避難所運営ゲーム)を体験。災害時には想定外が起こることをゲームで体験した

 

水害以外の煙体験などの訓練も行いたい

 

研修を受けた参加者からさまざまな声が出されました。

 

◇災害時の初動体制の重要性や、負傷者の搬送の仕方がよく分かった。戻って、まずは海洋センター担当者と共有したい。

(氷見市・担当者)

 

◇海洋センターに通う子供たちに対して、水難訓練はよくやっているので、今回のような煙体験など水害以外の災害訓練も行っていきたい。

(富山市八尾・指導者)

 

◇最初から最後まで初めてのことばかりでいい体験になった、HUG(避難所運営ゲーム)で、実際災害時にはいろいろなことが発生することを分かったので、センター担当者で共有し、災害に備えていきたい。(砺波市・指導者)

 

レポーターは当日の特徴について、「高岡市では、地元の消防署にもご協力いただき、煙体験および毛布を使った応急担架づくりを行ったことである」と指摘しました。また「体の大きな人を担架に乗せるにはどうすればいいか」などたくさんの質問が出されたと話しています。

 

来年は小学生を主な対象とした「海洋センター防災教室」および地域住民を対象とした「防災イベント」を実施する予定としています。

 


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