運動しながら親子で楽しく伝統行事「節分に鬼退治」 面つくり、スポーツチャンバラ、ピンポン球で“鬼を退治する節分イベント”を実施

手づくりお面を手に鬼と一緒に記念写真
養父市は、兵庫県の北部但馬地域に位置し、冬季は積雪などにより子どもたちの外遊びが制限されてしまいます。
養父市おおやB&G海洋センターでは、子どもたちが家族と一緒に“日本の伝統行事を学びながら、思い切り身体を動かせる”イベントとして毎年節分行事を実施しています。
1月30日(日)、新たな工夫を凝らして体育館で「節分に鬼退治」を開催しました。
開催1週間前には8家族30人以上の申込みを受けていましたが、「まん延防止等重点措置」実施により自粛キャンセルが相次ぎ、当日参加者は2家族6人になってしまいました。
それでも、「楽しみに参加してくれた親子の期待に応えよう!」とスタッフ一丸となって「新たな工夫」を加えたプログラムを実施しました。
【面つくり】
はじめに、自宅での豆まきに使えるように、紙袋を使った「鬼の面」と、新たな工夫①として“鬼滅の刃”キャラクター「なりきりお面」を作りました。子どもたちが各自お気に入りの禰豆子や善逸の「なりきりお面」を作る横で、お母さんやおばあちゃんも、童心に戻って一緒に「鬼の面」作りを楽しみました。

好きな色を使って自由に鬼の面を作ります
【スポーツチャンバラ】
家にこもりがちな季節、広い体育館でスポーツチャンバラをしました。
子どもたちの相手をしたスタッフに隙があると、「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃!」など“鬼殺隊”の一撃を受けることになりました。

ジワリジワリと間合いを取り合って、真剣勝負
【豆まきで鬼退治】
手作りの「鬼の面と衣装」を身に着けたスタッフが、赤鬼となって登場。
子どもたちはピンポン球で作った“福豆”を「鬼は外、福は内!」と叫びながら、鬼めがけて投げつけました。
広い体育館で本物の豆をまくと、後で掃除が大変だしもったいない、小袋入りの豆もイマイチだし…。そこで、マジックテープを貼り付けたピンポン球の“福豆”と、マジックテープがくっつくスエード調の生地「トイニット」の“鬼の衣装”を手作りしました。
子どもたちが投げたマジックテープ付きの“福豆”は、トイニット生地の“鬼”に「ピタッ」とくっつき、子どもたちは大喜びで鬼を追いかけ回して豆を投げつけます。準備した90個の福豆で鬼の体は豆だらけになり、耐え切れずに鬼は退散。笑いと歓声に包まれた豆まきになりました。

「鬼は外!」“福豆”が当たると鬼にくっつきます。鬼も「こりゃかなわん!」
参加者から「お面つくりやピン球の豆まきがとっても楽しかった」(児童)、「こんな鬼がいたらイヤだけど作りました!!」(児童)、「たくさんの子どもたちが参加できたらもっと楽しかったのに、コロナの影響で仕方ないですね」。(保護者)などの感想をいただきました。
養父市の指導者 杉本彰洋さんは、「昨年は新型コロナ緊急事態宣言が発令され事業中止となりました。今年もオミクロン株感染が全国的に拡大する中で不安はありましたが、検温や消毒、換気、マスク着用等々、必要な感染対策を取ることで予定どおり実施しました。
当日は、コロナ禍で周辺地域のいろいろな催しが中止となったためか、本事業へのマスコミの関心が集まり、新聞2社、TV1社の取材を受けることになりました。
しかし、自粛により2家族6人の参加に留まったことが心残りです。もっと多くの参加者を迎え、元気な養父市の子どもたちの姿と海洋センターの活動をPRしたかった。
来年こそは普通の生活に戻り、たくさんの親子を迎えて元気で賑やかな笑顔と歓声が館内に響き渡る『節分会』にしたい。」と語ってくれました。