初めての板前体験にみんなで奮闘!
初めての板前体験!!
2017年1月22日(日)14時00分から16時00分まで
鹿児島県与論町B&G海洋センター艇庫で、「板前体験」を実施し、地域住民の方々12人に参加をいただきました。当日は親子連れの姿が多くみられ、講師1人とスタッフ2人合わせて合計15人が初めての板前体験に奮闘しました。与論町は2015年度のコミュニティ機能付加改修支援で艇庫にコミュニティスペースを作成しており、そのスペースを利用し、今回初めて「魚のさばき方教室」が開催されました。これまで同海洋センターでは、ヨガやピラティスなどの運動教室の開催が多かったものの、今回は「食育を活用した初めての試み」ということで話題を呼びました。
本場板前さんからの修行にワクワク
講師には地元居酒屋の板前、竹内さんに来ていただき、「うろこ落とし→内臓の取り除き→三枚おろし→刺身」の流れで説明していただきました。
それぞれの工程でのポイントや魚や内臓に触るのに嫌がる子供などがいましたが、無事刺身にすることができました。また、魚の種類により皮をあぶったり、湯引き、氷締めなどの料理法も学ぶことができました。今回参加した子供たちからは、「自分で刺身にして食べたのが美味しかったし楽しかった。」とのフィードバックをいただきました。
まず魚の紹介と魚選びから!
講師から、魚の紹介があり、どの魚を調理するか選びます。大きな魚、赤い魚、釣った魚など多種多様で、大人も子供も興味津々です。(今回の魚は、オジサン、ブダイ、テングハギ、シロダイ、キハダマグロなど)
次は、魚のうろこ落としに挑戦!
幼児もお母さんと一緒にうろこ剥ぎに挑戦しました。魚をしっかり押さえないと、うろこは剥がれません。うろこの向きを教えてもらい尾から頭の方向へ擦ることでうろこが取れました。うろこが飛ばないようにビニール袋を使うアイデアは家でも実践できそうです。
切り身を刺身にします
まず三枚におろした魚の下処理をしました。竹内さんから刺身包丁の使い方を教わり、その身を刺身にしました。また魚のさばく種類、部位によって包丁を使い分ける事も学びました。
刺身をみんなで頂きます!
調理後には、刺身にした魚を参加者全員で食べました。また皮をあぶったり、湯引き、氷締めなど魚の美味しい料理法を講師の竹内さんに実演していただきました。
B&Gコミュニティ付加改修支援後初のホール活用
今回の開催の主旨としては、B&G財団が地元NPOや観光協会と連携し、地域の特徴を活かした環境学習活動の拠点を形成することにより、夏以外のオフシーズンの利用者や新規利用者の増加に繋げるための取り組みの一環です。開催にあたっては、艇庫の一角をフローリング化して休憩スペースとし、視聴覚機材の設置により海洋センター内を「多目的ホール」として改修いたしました。
【改修内容については、下記の通りです】
艇庫:環境学習スペース・案内看板を設置
・内装工事(フローリング貼り等) 1,205,019円
・室内看板取り付け 109,962円 合計1,314,981円
センターの活用が多様化・教育の場にも
これまで、センターでは「艇庫活動」が主たる活動として行われていましたが、改修後は学習支援や文化教室、新たな運動の教室が可能となり、艇庫利用者以外の活用が推進され、併せて従来の艇庫活動の活動人数も増加しています。
また、センター内の艇庫の一角には、これまでテーブルだけが置かれていた状態でしたが、内装工事完了後は、視聴覚機材を活用した環境学習や、骨盤教室、アクセサリー教室なども開催できるようになり、その活用は多様化しました。また、センターでの教室が終わったあとのお茶会などの場としても活用されており、参加者間のコミュニティ形成の場としても利用されています。さらに、教育機関での、土曜学習の会場として、学校単位による利用が開始されたことにより、新たな利用者獲得に繋がり、成果を上げられました。
*参考(艇庫利用者数の推移について)
170%増 |
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B&Gレポーター 与論町B&G海洋センター・池田剛(いけだつよし)