「コロナにメン!ドウ!コテ!」各地の海洋センターで新春剣道教室開催
2021年を迎えて、全国の海洋センターではコロナ禍においても活発に活動を続けています。体育館からも「コロナに負けるな」と言わんばかりに、剣士が「メン!ドウ!コテ!」と元気に大きな声を出していました。そこで今回は、新春に各地で行われた剣道教室の模様をお届けしましょう。
「B&G少年剣道教室寒稽古」砺波市B&G海洋センター(富山県)
砺波市B&G海洋センター(富山県)では「B&G少年剣道教室寒稽古」を2020年1月6日から9日まで開催。砺波市では35年ぶりに1mを超える積雪を記録し、大雪と厳しい寒さに耐えながらの寒稽古となりました。
寒稽古には総勢70人が参加。寒さに加えて新型コロナウイルス感染の影響も心配されましたが「仲間と一緒に、元気に寒稽古ができて良かったです。今年も、希望をしっかり持って頑張ります」と参加者からは前向きな感想が寄せられます。
レポーターの大浦伸哉さんは「教室生は寒さに負けず、一生懸命稽古へ励んでいました」とコメント。寒稽古後に行われていた納会では、新型コロナウイルス感染対策より、恒例の豚汁から父母会手作りのイラストやメッセージが入った金メダルとカップヌードルが配られ、子どもたちは大喜びで帰路へ向かいました。
B&Gレポーター 砺波市B&G海洋センター・大浦 伸哉
「甲賀剣道スポーツ少年団初稽古」甲賀市甲南B&G海洋センター(滋賀県)
甲賀市甲南B&G海洋センター(滋賀県)2階アリーナでは、甲賀剣道スポーツ少年団が新春初稽古を実施しました。約20人の子どもたちが寒さに耐えながら、技術の向上と精神の鍛練、さらに「コロナに負けない」を合言葉に竹刀を交わします。
「寒い時期に着替えることはしんどくて、床も氷のように冷たい」と厳しい環境でしたが、アリーナ内は子どもたちの大きな声が響き渡ります。「大きな声を出して、一生懸命頑張りました!」と子どもたちは達成感に顔をほころばせました。
主催した甲賀剣道スポーツ少年団忍修館道場の篠田安則団長は「コロナ禍で様々な大会や練成会が中止となり、子どもたちは目標を見失いがちでしたが、暑い日も寒い日も腐らずに頑張って練習に来てくれています。1日も早くコロナが収まり、子どもたちには元気いっぱいに試合や遊びを思う存分させてあげたいです」とコメント。
子どもたちが思う存分遊びや剣道に打ち込むためにも、コロナの収束を願うばかりです。
「英田剣道連盟初稽古」美作市作東B&G海洋センター(岡山県)
美作市作東B&G海洋センター(岡山県)では2020年1月9日に「英田剣道連盟初稽古」が行われ、総勢30人の剣士たちが新たな気持ちを胸に竹刀を交わしました。
主催する英田剣道連盟の黒石誠志事務局長は「特に小学校低学年の子どもたちは、あまりの寒さに挫けそうになりながらも、一生懸命稽古に取り組んでいました」と例年に比べて厳しい寒さでしたが、子どもたちの頑張りを称えます。
参加した小学校2年生の剣士は「寒くて自分の足ではないみたいでした。(足を)見ると真っ赤になっていたけど、みんな大きな声を出して頑張っていたので、私も頑張りました。初稽古が終われば暖かくなっていい気持ちになり、今年も頑張るぞと思いました」と朝稽古を機に今後へ向けて気持ちを新たにしていました。
当日は幼稚園児から70歳代まで、多世代の剣士たちが稽古に参加。英田剣道連盟の千原一夫会長は「例年以上の厳しい寒さでしたが、初稽古ができて大変良かったです。これを機会に、目標を立てて稽古に取り組み、充実した一年を送ることができるよう願っています」とコメント。厳しい環境において、稽古をやりきった経験は、ぜひ今後に生かしてもらいたいです。