今年も新春恒例「宝探しとでっかいカルタ大会」を開催 会場では元気に走りまわる子どもたちの声が響きわたりました
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)は2021年1月10日(日)、「宝探しとでっかいカルタ大会」を開催しました。これは積雪などでどうしても子どもたちの遊びが制限されがちな冬の期間、スポーツセンターの体育館や野球場などさまざまな施設を活用して、身体と頭を使って思いっきり遊んでもらおうと企画された新春恒例イベント。今回も晴天の中、養父市内在住の子どもたち13名と保護者10名の合計23名が参加しました。
宝探しは与えられた用紙に書いてあるヒントを読み解きながら、対象エリア内に隠された宝箱を見つけ出すゲームです。子どもたちはお父さんやお母さんたちからアドバイスを受けながら、どこに宝箱があるか一生懸命に探します。見つけた宝箱の中にはゴルフボールやピンポン球、スーパーボールといった3つのアイテムが入っているのですが、実はこの中の一つが本当の宝物。その答えを知っているのは海洋センターのスタッフのみなので、せっかく宝箱を探し当てても「残念!もう一度探し直し!」と言われる子どもたちも多く見受けられました。
今回の宝探しの対象エリアは積雪の関係で、体育館内の限られたスペースにて行われました。狭い空間でしたが下駄箱やロッカーのほか、椅子、グローブ、輪投げ台などの小物も活用し、「まさかこんなところに隠してないだろう」という意外性を狙いました。悪戦苦闘しながら宝箱を見つけては、ハズレのアイテムを引き当てて何度も再挑戦するパターンが多い中、第1ヒントで当たりアイテムの入った宝箱を引き当てたというラッキーな親子もいました。最後にゴールしたのは、5回の挑戦を繰り返した親子。その健闘ぶりを参加者みんなが拍手で迎え、笑顔でゴールしたのがとても印象的でした。
でっかいカルタ大会はその名の通り、縦70cm×横50cmという大きなサイズの絵札を取り合うゲームです。46枚のカルタをめぐり、下は2歳の未就学児から上は小学4年生までの子どもたち13名全員が参加しました。札が読み上げられると同時にダッシュする子どもたちが多い上、参加者の年齢差が大きいこともあって、もしかしたら獲得枚数がゼロの子どももいるのでは?と思われました。ところがお父さんやお母さんたちの絶妙なアドバイスもあって、小さな子どもへの譲り合いも行われたことにより、みんな1枚以上のカルタを取ることができました。
「今回のイベントは前年から続く新型コロナウィルスの感染拡大を鑑みながら、万全の対策をもって開催されました。養父市は都市部ほど深刻な状況ではなかったのですが、それでもどれだけの人数が集まるか不安でした」と、レポーターの杉本さんは語ります。「学校や地域の子ども会での活動や催しが次々と中止となっていたので、子どもたちは今回のイベントを楽しみにしていたようです。子どもたちが安心で安全に楽しめるような環境づくりが、今後も必要なんだと感じました」
B&Gレポーター 養父町おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋