コロナ禍を吹き飛ばすくらいの白熱した名勝負が続々! 恒例の「親子バレーボール大会」が今年も開催
川崎町B&G海洋センター(宮城県)
川崎町B&G海洋センター(宮城県)は2020年12月13日、川崎町内に住む小学生とその保護者を対象とする親子バレーボール大会を開催しました。今回で35回目となるこの大会は、バレーボールを通じて親子の対話を深めると同時に、友情や連帯感などの社会性を身につけてほしいという目的のもと、明るい地域づくりと体力の向上を目指しています。当日は小学1年生から6年生までの生徒43名、そして保護者55名の合計98名が参加しました。
この大会は子どもと大人がそれぞれ4名+補欠2名ずつという、12名以内でチームを編成。親子であってもそうでなくても、みんなが一つのチームとして参加しています。小さな子どもも参加するので、体格差のハンデとして大人たちはアタックとブロックを禁止し、子どもたちの得点をアシスト&カバーに専念するという特別ルールを採用。安全面にも配慮してボールも公式球ではなく、家庭用のビニールボールを使うなど、誰もが主役として輝けるような取り組みを行っています。そのため試合は毎年白熱したものとなり、今回も子どもたちはみんな真剣に勝負に取り組んでいました。
今回は新型コロナウィルスの感染拡大の影響もあり、大会当日は予防対策として相手チームとの握手禁止、試合に負けたらその場で帰宅など、子どもたち同士の交流を制限しての開催となりました。また、例年に比べると参加チームも少ないという状況でもありました。そうした背景もあってでしょうか、例年以上に勝負にかける子どもたちの思いを感じられる大会となりました。特に6年生は最後の参加ということもあり、勝負に負けた悔しさで涙を流して帰宅する様子もうかがえました。
レポーターの齋藤さんは「感染予防のためにさまざまな制限が設けられた中でも、ゲームそのものは明るく楽しい雰囲気で行われました。子どもたちと大人たちがみんな笑顔でボールをまわしたり、親子でなくてもお互いが名前を呼びあってプレーしたりと、試合に取り組む様子はこれまでと同じ光景でした」。と語ります。「中にはたった1試合しかプレーできず、悔しい思いをしたチームもあったと思います。それでも例年と変わらないほど、大会は大いに盛り上がりました。来年はコロナ禍が収束し、例年のように制限のない大会ができることを願っています」
B&Gレポーター 川崎町B&G海洋センター・齋藤 美幸