プールで身につけた技術で広い海へ 志布志市で「チャレンジカヌー教室」開催
志布志市有明B&G海洋センター(鹿児島県)
志布志市有明B&G海洋センターは、2020年6月20日から8月22日にかけて「チャレンジカヌー教室」を開催しました。
「普段は馴染みが薄い海洋性レクリエーション(カヌー)の体験と、レクリエーションを通じた参加者同士の親睦」を目的として開催されたもので、市内の小学校に通う4~6年生の計11名が参加しました。
本教室は初級者向けで、未経験の子もプールで基礎から学び、海でのカヌー操作に挑戦するというもの。最初は水を怖がっていた子や上手に乗れなかった子もスムーズにカヌーを操作できるようになり、ターンを習得する等どんどん上達していきました。広い海に出るときには、もう怖がらずにカヌーを操っていました。
本来であれば大会にも出場し競技としての楽しみも深めていく予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い県大会が中止に。代わりに、クラブ内で記録会を開催しました。前年度から教室に参加している子は記録会でも上位入賞し、存分に力を発揮していました。
記録会後のSUP体験は、子どもたちだけでなく保護者の方も楽しみました。休憩時間には参加者同士でプールや海で遊ぶ姿も見られ、交流が盛んな教室となりました。
レポーターの井手上さんは今年からカヌー教室の担当となり、カヌーは未経験だったそうですが「子どもたちと一緒に練習をしながら、楽しく教室を終えることができました」と話します。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大によって練習日数の減少や大会中止などの影響が出てしまい、落ち込む子もいたそう。井手上さんは「次年度以降も教室に参加していただき、上位入賞を目指してもらいたいです」とコロナの終息といつも通りの夏が戻ってくることを願っていました。
B&Gレポーター 志布志市有明B&G海洋センター・井手上 清怜