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子どもたちの海洋性スポーツの体験格差を減らす 「3つのB&G合同 竹野浜でカヌー・サップ体験」開催


養父市おおやB&G海洋センター、豊岡市竹野B&G海洋センター、豊岡市出石B&G海洋センター(兵庫県)

 

養父市おおや豊岡市竹野豊岡市出石のB&G海洋センターが「3つのB&G合同 竹野浜でカヌー・SUP体験」を2020年8月10日に開催しました。

 

 

おおや・竹野・出石の各海洋センターでは、毎年夏にSUP・カヌー・ヨットの体験会をプールで開催しています。しかし、おおやと出石の海洋センターは山間部に位置するため、周辺の子どもたちは本格的な海洋性スポーツを体験する機会が乏しく、「体験格差」が生じています。今回の体験会はこの格差を少しでも解消し、自然のなかで海洋性スポーツの魅力を体感してもらうため、兵庫県北部の3つのB&G海洋センターが合同で企画・開催しました。

 

 

参加者は小学2年生から75才までと幅広く、全くの初心者もいました。まずは楽しく安全に水と親しむために、プールで「水辺の安全教室」を実施。実際にカヌーからの転覆を体験し、落ち着いて脱出する方法などを学びました。保護者の方からは「ペットボトルを使った救助について教えてもらえたので、いざというときに役立てたい」といった声も聞かれました。

 

 

場所を移し、参加者は「竹野浜でクリーン作戦(海ゴミ0フェスティバル)」と題してゴミ拾いを行いました。体験会の会場である竹野浜は山陰海岸国立公園内に位置し、「日本の渚100選」にも選ばれた白砂浜の海水浴場。当日は山の日ということもあって多くの家族連れやカップルで賑わっており、砂浜をよく見ると様々なゴミが落ちていました。

 

猛暑のためゴミ拾いは短時間での実施となりましたが、子どもたちは多くのプラスチックゴミが集まったことに驚いていました。川の上流部に住む自分たちがゴミを流さないようにしなければならないと、新たな学びを得る機会になったようです。

 

 

そしていよいよ、カヌー・SUP・ヨットの体験。気象条件はまずまずでしたが、海上の波は少ないものの陸から吹く風がありました。このため、行きはスムーズなのに、帰りは操舵に四苦八苦することに。しかし子どもたちは「海は波や風があって漕ぐのが大変だったけど、広い海を進めて楽しかった」と自然のなかでのスポーツ体験を満喫していました。

 

また、参加者最高齢の男性もカヌー・SUPは初体験とのことでしたが、果敢に挑戦。「とても楽しい時間を過ごすことができた。また来年も挑戦したい」と、逆に運営側が元気をもらってしまいました。

 

 

今回の体験会についてレポーターの杉本さんは、「新型コロナウイルスの影響で人を集める機会を作るのが難しい状況ですが、こんなときだからこそいつもより思い出の多い元気な夏にしたいと考えて実施しました」と思いを明かします。「初めての企画で反省・改善点もありましたが、子どもたちの笑顔や歓声、保護者の方からの『来年も参加したい』という声を聞くことができ、今後の活動の力強い支えとなりました」と、新たな活動に向けて熱い思いを抱いています。

 

 

B&Gレポーター 養父市おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋


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