自粛生活下の子どもたちに心と体の健康増進を 「夏の体験教室2020」開催
柳津町B&G海洋センター(福島県)
柳津町中央公民館の主催事業(共催・NPO法人赤べこトータルスポーツ)として、「夏の体験教室2020」が7月23日「海の日」に開催されました。子どもたちは新型コロナウイルスの感染予防対策のために、長期間の自粛生活を余儀なくされています。「夏の体験教室2020」は、そんな子どもたちの心と体の健康増進を目的として実施されました。
参加したのは、柳津町内から集まった小学生18名。地元農家さん協力の野菜収穫やピザ焼き体験、柳津町B&G海洋センター体育館にて開かれたニュースポーツ体験教室を楽しみました。
野菜収穫体験では、まず地元の野菜農家さんからトマトの栽培方法を学びました。
次に、トマトとブルーベリーの収穫を体験しました。収穫した野菜は水洗いし、その場で実食。子どもたちはおいしそうに新鮮な野菜を味わっていました。レポーターの栗田さんは「時折小雨が降る場面もありましたが、なんとか持ちこたえてくれたので良かったです」と胸をなでおろしました。
会場を移して体験したのは、メインイベントのピザ焼き。大きなピザ窯で1人1枚を焼き上げました。生地を伸ばすところから始めたため、低学年の子どもたちは苦戦していましたが、苦労した分、自分たちで焼き上げたピザの出来栄えに大満足。
「きれいな円にはできなかったけど、楽しかった。焼きたてのピザは熱くてやけどしそうだったけど、おいしかったです」と喜びを語ってくれました。
午後からは柳津町B&G海洋センター体育館に移動し、ニュースポーツの風船バレーに挑戦しました。コロナ禍の影響で思うように体を動かせなかったこともあってか、子どもたちは大はしゃぎ。
対戦形式のゲームでは熱戦を繰り広げ、「みんなで作戦を立ててゲームをするのは楽しかった。負けて悔しかったけど、友達と運動できて楽しかった」と久し振りの運動を満喫していました。
イベントを終えてレポーターの栗田さんは、「コロナ禍による自粛生活でストレスを溜めていた子どもたちにとって、よいストレス発散の機会になったと思います。子どもたちは初めての体験に目を輝かせて、自分で作ったピザの味にも大興奮していました。地元の農家さんをはじめとした皆様の協力もあり、盛りだくさんの内容となりました」と、子どもたちの笑顔から成功の手応えを感じていました。
今後も柳津町B&G海洋センターでは柳津町の方々と連携し、未来を担う子どもたちの健全な育成を推進していきます。
B&Gレポーター 柳津町B&G海洋センター・栗田 一路