人生で初めてのプールをお母さんと一緒に 親子の絆も深められるベビースイミングを開催
飯島町B&G海洋センター(長野県)
飯島町B&G海洋センター(長野県)は2020年7月7日、ベビースイミングを開催しました。このベビースイミングは赤ちゃんと母親が一緒になり、同じプールの中で抱っこやジャンプ、浮かぶなどの運動を行うことで赤ちゃんの水に対する親しみを育みながら、楽しく親子のコミュニケーションをはかってもらう目的で行われている講座です。
2017年度のプールリニューアルを機にスタートしたこの講座も3年目を迎え、今年は全8回の開催を予定しています。第1回目である7月7日当日はあいにくの雨模様でしたが、飯島町および周辺町村にお住まいの1歳から3歳までの赤ちゃんとお母さんの親子3組6名にご参加いただきました。
地元の飯島町出身であるスイミングインストラクターを招いての指導は、いきなりプールに入水するのではなく、お母さんが赤ちゃんの背中を抱きかかえるようにビート板に座り、歌に合わせながらの手遊びからスタート。赤ちゃんの手をさすったり、振ったり、足をバタバタさせる動きをさせながらの準備運動を行いました。
その後はプールフロアで水に慣れさせてから、お母さんが赤ちゃんの背中を抱きかかえる状態をキープしながらプール内をぐるぐると巡回。途中でプールの底を蹴って跳ねてみたり、お互いに向き合って抱っこする体勢に変えてから「たかいたかい」をしてみたりと、親子で笑顔のコミュニケーションをはかりながら、水中運動を楽しんでいただきました。
プールの水に慣れてきたら、親子向き合う体勢でプールフロアに赤ちゃんを立たせ、お母さんが導くように赤ちゃん自らプールへ入水するチャレンジを行います。上手に自分の足でプールに入ってきた赤ちゃんをギュッと抱きしめたお母さんたちからは、「わあ、上手にできたね」の声があがりました。最後に音楽に合わせながら一連の動きをおさらいして、無事に第1回目の講座が終了しました。
レポーターの那須野真樹さんは「最初はプールの水に戸惑っていた赤ちゃんも、お母さんに抱っこされて安心したのか、スムーズに水に慣れていく様子がよくわかりました。赤ちゃんにとって人生初めてのプールを親子で体験することで、お母さんも我が子の成長を実感できたのではないでしょうか」と当日の様子を語っています。
参加されたお母さんからは、「子どもが自分から水に入りたい気持ちが出てきた」「運動しながら、楽しく親子のコミュニケーションが取れたのがよかった」との声をいただいています。那須野さんも「親子の絆を深めることにも役立ちますし、お母さんのストレスも軽減できるプログラムです」と話してくれました。
B&Gレポーター 飯島町B&G海洋センター・那須野 真樹