子どもたちと共に「感染のない素敵な夏」を過ごすために コロナ対策万全で例年通りプールオープンへ
川崎町B&G海洋センター(宮城県)
川崎町B&G海洋センター(宮城県)では2020年6月27日より町内に使用者を限定して、プールオープン致します。既に町内で新型コロナウイルスの感染者が確認できていないことから、2020年6月1日より新型コロナウイルス感染拡大に考慮しつつ、地元の体育協会やスポーツ少年団を対象に体育館をオープンしました。
毎年この時期にプールオープンを実施していますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、様々な取り組みを経てオープンを迎えることになりました。
プールオープンを迎えるにあたり、川崎町B&G海洋センターでは今年もプール監視員採用試験を行い、参加者10名全員が合格しました。合格者は職員研修として、溺れている方の助け方や水質の確保、監視の仕方、利用者との接し方を学び、コロナ対策として除菌作業やフェイスガード・マスクの装着方法の紹介も実施しました。
「除菌作業に関しては念入りに実施しました。オープンに際し不安は無いです」とは指導員の丹野浩伸さん。「コロナ禍以前まで掃除は実施していましたが、除菌まではしていませんでした。B&G財団から事例を頂いて、それを参考にして準備をしました」と話します。
実際にはプールの水を使用してプールサイドを流し、ロッカーやシャワー室はアルコールで徹底的に消毒を致しました。開館時間も除菌ができるように、時間を調整しています。
特にロッカーの運用については、利用者の安全を確保するために時間の区分と人数制限を設けることにして、時間の区分は午前・午後・夜間の三つに分けることにしました。コロナ禍以前までは、空いているロッカーをその都度利用できていましたが、今回のオープン以後はロッカーを指定制とし、一度利用された後は閉館まで利用できないようにしています。
更衣室の利用について、丹野さんは「通常は50人から80人が利用していれば多いと感じていますので、30人ぐらいの利用であれば妥当かな」と見通しを示し、シャワー室で着替えを実施することも視野に入れています。
川崎町内の小学校では、コロナ禍の影響でプールの授業が中止となり、夏休みの短縮も検討されています。だからこそ丹野さんは「子どもたちには海洋センターでプールを楽しんでほしい」と子どもたちに来館を呼び掛けています。
川崎町B&G海洋センターは、公営プールの閉鎖が相次ぐ中で、子どもたちがプールを楽しめる環境を整えることにしました。これから、子どもたちと共に「感染のない素敵な夏」を過ごしていきます。