カルタに宝探し 周囲に目を走らせ、身を躍らせた新春の子ども達 宝探しとでっかいカルタ大会
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)
2020年1月12日(日)午後1時から14時半まで兵庫県養父市の養父市おおやB&G海洋センターを会場に、毎年恒例の「宝探しとでっかいカルタ大会」が開催されました。
養父市は四つのスキー場を抱えるウインターリゾート地です。その一方、積雪などにより子供たちの冬の遊びが限られてしまうという残念な点もみられます。
「冬でも元気よく。子供たちにからだとあたまを存分に使って遊んでもらおう」。
そんな思いから、おおやスポーツセンターでは、海洋センター(体育館、プール)と野球場、さらには駐車場なども存分に使った新春行事として、同イベントをつづけています。
今年は昨年に続き、親子併せて25人の参加者がありました。内訳は3歳から小学3年までの児童11名と保護者です。
じつは「今年は昨年以上の参加者を!」と意気込んだため、30個の宝箱と隠し場所のヒントを書いた同数の用紙を用意しました。宝箱の中にはゴルフボール・ピン球・スーパーボールのいづれかが入っています。どれかが宝物なのですが、それは主催者だけが知っています。それぞれが「当たり」だと思うボールを一つだけ選んで、スタート地点に持ち帰ります。
一生懸命宝箱を探し出す親子づれの姿。見つけ出したボールを握りしめた子は手を振り、息を切らしながら走ります。目を輝かせながら帰ってくる子供たちの姿に、レポーターの杉本彰洋さんは「主催者として嬉しい瞬間でした」と語ります。
しかし見つけたボールが宝物でなければ「残念!もういちど宝探しにGO!」と言わなければなりません。
宝箱の場所は、スタート地点から5m先の玄関前ポストということもあれば、110m離れた野球場のバックスクリーンという場合もありと、広範囲に渡りました。第1ヒントで正解(ゴール)の親子がいた一方、せっかく遠くから走って持ち帰ったのにハズレで再挑戦という親子も多く、少々難しめだったようです。
杉本さんは幼稚園児から小学生までの参加を想定し、あれやこれやと苦心して準備にあたったそうですが、「とっても申し訳なく感じました」と胸の内を明かしてくれました。
もっとも予想以上に本格的な宝探しだったため、保護者の方から逆に「親も楽しめました」という声も上がりました。
もうひとつの目玉である「でっかいカルタ大会」ですが、70㎝×50㎝という特大サイズのカルタで集中力と瞬発力を競い合いました。
11人の子どもたちは緊張した面持ちでスタンバイ。46枚の特大カルタを囲みます。そして札が読み上げられる度にカルタに向かってダッシュしました。
じつは子供たちに年齢差があるため「0枚の参加者が出るのでは?」と若干心配もあったとのこと。しかし年下の子に一歩ゆずる年長さんの姿もあり、和やかな雰囲気となりました。終わってみればみんな1枚以上のカルタを取ることができ、笑顔で終了。
レポーターの杉本さんは「主催者としてはひと安心の結果でした。参加者に感謝です」と胸を撫で下ろすとともに、大きな手ごたえを感じたようでした。
B&Gレポーター 養父市おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋