スポーツを通じてあっという間に仲良く!パラスポーツチャレンジ in 岱明BG2019第二弾「車いすバスケットボール」体験
玉名市岱明B&G海洋センター(熊本県)
熊本県の玉名市岱明B&G海洋センターは、オリンピアン・パラリンピアンの雄姿を集めた巡回写真展「スポーツのチカラ」の開催期間中(11/13~11/18)の11月16日(土)、パラスポーツチャレンジ in 岱明BG2019 第二弾として「車いすバスケットボール」体験会を開催しました。
2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて玉名市民の方を中心に、スポーツやパラスポーツへの興味関心を高め、障害者に対する理解を深め、インクルーシブな取り組みを推進する目的で主催。玉名市の学童クラブ12名、生活支援センター7名、海洋クラブ3名を含む玉名市から集まった30人が元気に参加してくれました。
日頃、日常用の車いすを見かけることはあるけれど、競技用の車いすに実際に座り操作するのは皆さん初体験! あのカッコイイ「ハ」の字型のタイヤをどう動かせばいいのか?車いすバスケットボールの選手はどんな目線でバスケットをしているのか?熊本県障害者スポーツ・文化協会から中尾先生と右松先生が講師として協力してくださり、丁寧なご指導の下、参加者は実際に車いすの操作を体験しました。
~当日のプログラム~
・車いすの特徴の説明
・二人組みで車いすを操作してみる
・ボールを膝の上に置いて車いすの操作
・まっすぐ進む
・停まる、曲がる
・ジクザグに進む
・シュートの練習
・下に転がったボールを拾う
・シュート
・試合!!!
子どもたちには車いすが大きすぎる場合もありましたが、力強くタイヤを回せば「ビューンッ!!」と車いすが移動することがわかり、慣れてからはアグレッシブに車いすを操作していました。試合前後は必ず「握手」を行いますが、車いすに乗って握手するのも最初は一苦労。でもゴールが決まるたびに会場は大盛り上がり。笑顔と歓声が響きわたり、あっという間に時が過ぎていきました。
チームわけもランダムに行ないましたが、同じチームに知り合いがいなくてもあっという間に5名のチームは仲良しに。試合後はお互いを称え合い、自然にスポーツマンシップが生まれるのは、まさに「スポーツのチカラ」です!
【参加者の声】
・難しかったけど楽しかった。また車いすバスケットボールをしたい!(小学1年生)
・車いすに乗ったことはあったけど、簡単に車いすが動くので曲がるのが難しかった。試合が楽しかった(小学校5年生)
・利用者さんが自ら海洋クラブの方に話しかけに行かれ、楽しく話している様子を見ることができとても嬉しく思いました(生活支援センター職員)
・講師の先生の話をしっかり聞いて一生懸命な姿を見ることができ、周りの子どもさんたちと仲良くなってくれてよかった(小学校1年生の母)
レポーターの西川寿美さんは、「子どもたちの笑顔が見れたことが一番でした。『車いすに初めて乗った』『バスケットボールに初めて触った』『楽しかった』など、まずは『体験する・知ってもらう』ことができました。さらに来年のパラリンピックの他の競技にも興味を持ってくれる子どもが増えたら嬉しいです。今後、パラスポーツの利用も増えて誰もが気軽に利用できるセンターに繋がるよう、活動をしていきたい」と力強くコメントしてくれました。
B&Gレポーター 玉名市岱明B&G海洋センター・西川 寿美