「防災」の知識学ぶ 芋煮会で炊き出し体験も 防災運動会with芋煮会
松島町B&G海洋センター(宮城県)
宮城県の松島町B&G海洋センターは、11月16日(土)、防災にかかわる活動を楽しく知ることを目的にした「防災運動会with芋煮会」を松島町児童館と共催で開催、小学生47人を含む町内在住者70人が参加しました。運動会では、カラーボール運びや防災グッズ借り物競争などで体を動かし、運動の後は紙芝居による防災教室や炊き出し体験としての芋煮会を実施、指導者会メンバーと児童館スタッフが協力し、楽しみながら防災についての知識を学ぶ機会を提供しました。
運動会のグループ競技「借り物競走」は、ブルーシートや救急箱、乾電池、マスク、非常食などの防災グッズを見つけて運び、“防災グッズ10点セット”を完成させるというもの。参加者から「防災グッズがいっぱいあるんだと思った」との感想が聞かれるなど、特に子供たちにとっては、日頃あまり意識することのない『防災』についての知識を学ぶ良い機会になったようです。また、外で食べる炊き出し風の芋煮会も大好評で、参加者は、運動や炊き出しを通して防災に関する知識を体験しながら学ぶことができたようです。
運動会では、借り物競走のほか、水に見立てたカラーボールをバケツリレーのように運ぶボール運び競争やボールをスプーンに載せて運ぶスプーンリレー、目隠しした子どもと誘導係が協力するブラインド体験なども行われました。また、「防災に関する知識」では、紙芝居を使用し、小学生にも分かりやすいように防災について学習しました。
【参加者の感想】
・広いところで運動することがないので楽しかった
・協力してできたのが良かった
・芋煮会が楽しかった、園庭でみんなで食べて楽しかった
レポーターの青木崇さんは、「“防災”という言葉だけを考えると難しくなってしまうので、先に運動をしてから紙芝居と一緒に考えてもらいました。芋煮会を炊き出し体験とリンクさせることで活動する意義を分かってもらえたような気がします」とコメント、参加者の感想などからも充実した内容のイベントとなったことがうかがえました。
B&Gレポーター 松島町B&G海洋センター・青木 崇