栗沢発スポーツによる交流事業、全道各地へ普及・拡大中!第28回全道玉入れ選手権大会
岩見沢市栗沢B&G海洋センター(北海道)
北海道の岩見沢市栗沢B&G海洋センターは、11月3日(日)、センターの指定管理者NPO法人くりさわプロモーションクラブ主催により、「第28回全道玉入れ選手権大会」を開催しました。スポーツ振興や交流、地元岩見沢の活性化を目的に、栗沢から普及を目指している、この玉入れ選手権、今では全道的な大会に発展しました。
誰もが知っている玉入れ競技。1分間で100個の玉をいくつ入れられるかを競います。一投につき一球しか投げられない等、栗沢独自のルールを設けスポーツ競技へと進化させたのが「全道玉入れ選手権大会」です。コツはあるものの専門的な技術を必要としないため、誰でも気軽に参加することができます。毎年全道各地からチームを組んでご参加いただき激戦を繰り広げており、今年は全道から220名が参加してくれました。当日の天候は晴れ。9時から受付ですが、気合充分!8時半頃に到着したチームもありました。遠くは室蘭市、旭川市からご参加いただきました。
入賞チームには地元岩見沢の特産品を多数用意。岩見沢といえば玉ねぎや、ワインetc…美味しそうな賞品が並べられました。参加チーム全てに参加賞、そして敗退チームにも賞品を多数用意しました。そのほか特別賞(仮装で会場を盛り上げるパフォーマンス賞等)もあり当日は大いに盛り上がりました。
1球に笑い、1球に泣く、そんな場面もあったり…。こどもの部(ジュニア級)、一般の部(ミドル級)、高齢者の部(スーパーヘビー級)の3つの階級に分かれて予選リーグ戦、決勝トーナメントと行い、各級の順位を競います。予選で敗退してしまったチームでも、敗退チームから決勝トーナメントに復帰したり、敗退チームのみでトーナメントを行ったりと参加者を飽きさせないプログラム構成とし、皆さん最後まで楽しんでくれました。
試合前に仮装で盛り上げてくれたチームも、試合が始まると、衣装の乱れも何のその、本気で玉を投げ入れます。試合が終わるとそのまま倒れこむほど、当玉入れ大会は体力を使います。その分、勝った時の喜びの大きさは計り知れません。勝利時には両手を上げ、全身で喜びを表現していました。
【参加者のコメント】
・参加しただけで玉ねぎがもらえる。それだけでも参加する意味がある。
・負けてしまったけどすごく楽しかった。また参加したいです。
・仮装してるチームもあって見ていて楽しかった。次は仮装もしてみたいです。
・こんな楽しい大会、準備が大変だろうけどぜひ続けてほしい。
・独特なルールで楽しかった。負けても賞が当たるのはありがたい。
レポーターの濱翔平さんは、「今回で第28回目の大会。私が携わってからは7回目の玉入れ大会です。第1回からずっと参加しているチームもあり、改めて歴史の深い大会だなと思いました(私が生まれた年に始まった大会でもあります)。毎年思うことですが、皆さんすごく楽しそうに競技をしていて見ている私もやりたくなってきます。いつか選手として参加もしたいです(笑)!何より、けが人もなく無事に終わってホッとしております。」とコメント。
また、「開催の案内やポスターは道内の体育館や大学などに送付しましたが、事前に大学生の応募が少なく、今年はどうなるかと不安でしたが、小樽商科大学の生徒から問い合わせがあり2チームが参加しくれました。こういう問い合わせがあると学校に送ってよかったと思います」とも。人気イベントだから放っておいても人が集まるとタカをくくることなく集客に励む濱さん、さらなる「玉入れ選手権大会」拡大の野望を抱いています。
「ジュニア級が今年は参加チームが少なく寂しいところではあります。ジュニア級の参加チームが増えると、子供の応援に親御さんも来ます。子供たちの可愛い歓声ももちろんですが、「いけー‼」「もっと高く投げなさいっ!」「ペース落ちてるよーっ!」等、選手よりも力のこもった親御さんたちの声援・怒声?も会場に響きます。会場をより盛り上げてくれるので、ジュニア級の参加も心待ちにしています」と、来年に向け早くも戦略を練っています。
「来年は令和2年11月1日の日曜日に開催の予定ですので、今のうちに仲間を集め、予定を空けておいてください!」
B&Gレポーター 岩見沢市栗沢B&G海洋センター・濱 翔平