自然環境保護・沼の生態系学習とともに水辺の安全を指導 ザリガニ釣り体験
六戸町B&G海洋センター(青森県)
青森県の六戸町B&G海洋センターは、10月22日(火・休日)、地元の舘野公園内さつき沼の環境整備の一環として、生態系や自然環境に影響を及ぼす外来生物であるアメリカザリガニの駆除を目的に、「ザリガニ釣り体験会」を開催しました。町内の小学生15名が元気に参加してくれ、ザリガニ釣りのほかに、さつき沼にどのような生物が棲んでいるのか、調査して学びました。(※当初はザリガニ釣り大会と銘打っていましたが、寒くなる時期のため「体験」に変更しました)
参加してくれた児童たちにライフジャケットの説明、着衣の仕方をレクチャーした後、さつき沼に仕掛けた罠を引揚げ、どんな生物がいるのか観察しました。罠の中にいた生物は、モズクカニ、ザリガニ、エビでした。「沼にカニやエビがいることにビックリした」という小学生も。淡水に生きるカニ、エビを学びました。
その後、さつき沼周辺でザリガニ釣りを行いましたが、寒い時期だったので釣れたのが、全体で3匹という少し寂しい結果に…。「手ごたえはあったけど、釣れなくて悔しいです。来年は、釣れるようがんばりたい!」と、小さな太公望は早くも来年の釣果に意欲を見せていました。最後に、今年度の記録証を手渡して終わりました。
レポーターの渡辺祐希さんは、「地元の沼の生態系調査と、外来生物駆除を目的として企画しました。子ども達が楽しく体験をすることができ、良かったです。また、水辺ということで、ライフジャケットを着用して安全にイベントができたことに安心しています」と、コメント。沼の生態系の学習とともに、水辺の安全についても児童たちにしっかりと教えています。
B&Gレポーター 六戸町B&G海洋センター・渡辺 祐希