高齢者も楽しみながら運動を!スポーツを通じて健康維持 「介護予防カレッジ」開催
高島市高島B&G海洋センター(滋賀県)
滋賀県の高島市高島B&G海洋センターでは、6月から9月までの3ヵ月間、要介護認定を受けておらず、医師から運動を禁止されていない高齢者を対象に、楽しみながら簡単にできるトレーニングを取り入れた介護予防の運動教室「介護予防カレッジ」を開催しています。8月29日(木)、第8回目のレッスンを実施、この日は、高島市内から集まった65歳以上の男女15人が参加、チューブトレーニングやボールトレーニング、水中ウォーキングなどを行い、楽しく体を動かしました。
同教室は、高島市介護予防普及啓発事業の一環として行っているもので、今年で3年目を迎えます。1期は全12回。高齢者でも気軽にできるチェアエクササイズや水中ウォーキング、頭の体操など様々なカリキュラムを取り入れながら楽しく運動し、加齢等による虚弱状態または要介護状態になることを予防、介護予防に関する知識の普及啓発なども行って、高齢者が健康で自立した日常生活を送れるよう支援するものです。
1期のカリキュラムも後半に差し掛かり、参加者もだいぶ慣れて力もついてきたようで、当日は、いつもよりハードなチューブトレーニングを一生懸命頑張る姿や普段陸上でできないことを水中で出来て喜ぶ姿なども見られました。
参加者からは「いつも笑顔が出て楽しくスポーツしています。“我々でもできるんや”と実感でき感謝しています。年寄りだと思わずきっちり指導してくれてありがとう」などの感想が聞かれるなど、同教室の趣旨でもある「楽しく体を動かす」が体感できているようです。
また、同教室受講がきっかけでセンターへ足を運ぶようになる方もいることから、センター利用者の増加にもつながっているようです。
レポーターの楽間さんは「この事業は年配の方で日頃スポーツをしていない方が対象ですが、このレッスンから目覚めていただく方も多く、後期高齢者が増えている中、大変良い事業だと思っています。皆様が毎週楽しみに来ていただいて私も心から嬉しいです。これからも飽きがこないようもっと勉強を頑張ります」とコメント、10月からの第2期に向けた抱負も語りました。「介護予防カレッジ(第2期)」は、10月10日~1月23日まで実施する予定です。
B&Gレポーター 高島市高島B&G海洋センター・楽間 隆行