プール利用の恩返し!!126人の中学生ボランティアが、センタープールを大清掃
米原市伊吹B&G海洋センター(滋賀県)
「いつも授業でプールを利用させてもらってありがとう」。こんな思いを込めて、100人を超える中学生ボランティアが海洋センターのプールをブラシでごしごし磨く姿は圧巻で、すがすがしい風を運んできました。
5月8日、滋賀県の米原市伊吹B&G海洋センターでの一幕です。プール清掃をしてくれたのは、米原市の伊吹山中学校1~3年生のボランティア126人。地域での奉仕活動を推進している同校では、授業で米原市伊吹B&G海洋センターのプールを利用していることもあり、今夏のセンタープール開業前の大清掃を手伝おうと、生徒会が学校に提案したといいます。
米原市伊吹海洋センターのプールの清掃は例年、オープン前にセンター職員総出で行っていますが、人手も少ない状況下、「中学生の若い力と大勢の手を借りられたら大助かり」(センター職員ら)と、協力をお願いしました。
この日の清掃では、クラスごとに担当を決め、大プールと小プールのほか、プールサイドの一部や更衣室の清掃もお願いしました。当日は気温も高めで、上屋テントの中は暑いくらいでした。生徒たちは、掃除の合間に水を掛け合いながら和気あいあいとした雰囲気で、楽しみながら作業に取り組んでくれているのがよく分かりました。終わってみれば、全身びしょぬれになっていた子もいましたが、それも笑い飛ばすなど、中学生らしさが光っていました。全員が一生懸命作業を進めてくれたおかげで、プールは見違えるほどきれいになりました。
伊吹山中学の学生ボランティアによるこのプール清掃は、昨年度から始まった取り組みで、今回が2回目となります。昨年は54人だった参加者が今年は倍増し、昨年度の経験者も多かったので、こちらの指示がなくても自主的に動いてくれてとても助かりました。
生徒たちに感想を聞くと、「私たちの地域の方が使うプールをきれいにできてよかった」と感動的なコメントが飛び出しました。また「とても楽しかった。また来年も参加したい」と笑顔で答える姿が印象的でした。
「まず、126人という参加者の多さにびっくりしました。全校生徒が150人の学校なので、ほとんどの生徒さんが清掃に来てくれたことになります」と話すのは、レポーターの辻村真衣さん。「例年、海洋センター職員だけではプールの清掃に2、3日かかっていたのですが、伊吹山中学の皆さんのおかげで、作業が1時間で終わるようになり、大変感謝しています。これだけの生徒の皆さんがボランティアに参加してくれる学校はなかなないと思います。地域の誇りですね」
地域の力で、ピカピカになった伊吹B&G海洋センターのプール。6月13日からオープンしますのでぜひ遊びにきてください。
B&Gレポーター 米原市伊吹B&G海洋センター・辻村 真衣