リレーマラソンで家族や友だちの絆を深めよう!
~375チームがエントリーした「あっぴリレーマラソン2016」~
リレーマラソンってご存知ですか? 周回コースを使ってフルマラソンの距離をたすきリレー形式(駅伝)で走るユニークなマラソンイベントとして注目されており、近年、全国各地で開催されています。
9月13日に、まちレポ【東北版】さんから投稿していただいた「あっぴリレーマラソン2016」(安比高原/岩手県八幡平市 )もその1つ。9月11日に開催された今大会には過去最高の375チームがエントリー(当日は台風被害の影響で20チームがキャンセル)して大盛況だったそうなので、大会の趣旨や当日の様子などをお聞きしました。
※文中の写真はすべて2015年大会の様子です。

リレー競技とはいえ、「あっぴリレーマラソン」ではチーム全員でゴールできるルールを設けているので楽しさ倍増です
力を合わせ、チームでフルマラソンを完走!
■「あっぴリレーマラソン」は、いつから始まったのですか。
フルマラソンの距離42.195kmをたすきリレー形式(駅伝)で走る新しい形のマラソンとして、旧安代町(現八幡平市)とテレビ岩手の主催で平成6年度から安比高原で開催されるようになりました。
■今年で23回目を迎えたことになりますが、恒例化して人気を集めた秘密は何ですか。
1人でフルマラソンの距離を走ることができなくても、リレーマラソンなら家族や仲間と一緒に力を合わせて完走する喜びを得ることができます。チーム全員一丸となって、ひとつのタスキをリレーして完走を目指すところに大きな魅力があり、また、参加することによって仲間や家族との絆が深まります。

応援の仲間も交えて記念撮影。バーベキューの道具を持ち込んで、レース後の宴会で盛り上がります
■そんな魅力が詰まったこの大会のルールを教えてください。
1チーム4人以上10人以内。1周2kmのコースを計21周プラス195m、タスキをリレーしてチームでフルマラソンの距離を走り、合計タイムを競います。走る順番や1人何周走るかは自由。ただし、4時間30分の制限時間が設けられています。
6部門(一般、男子、中学生、小学生、職場、ファミリー)を設けて門戸を広げており、老若男女いろいろな人の参加を可能にしています。
仮装ランナーもOK! チームごとに個性を発揮!
■リレーマラソンは各地で開催されており、それぞれに独自のルールを設けて楽しんでいるようです。「あっぴリレーマラソン」の特徴はどんな点にありますか。
仮装したり、お揃いのTシャツをチームで作成したりと、チームの個性が発揮できるようにしています。また、ゴールの手前でチーム全員と合流してテープをカットできるように配慮しており、 公式にタイムは計測しているものの、スポーツマンシップに則ったセルフジャッジを採用しています。
このほか、会場に設けた『テントエリア』でチームごとにバーベキューを楽しみ、表彰式が終わった後には会場内を装飾している『りんどう』を自由に持ち帰ることができます。

チームごとにオリジナルのユニフォームを揃えたり、仮装して出場したりして大いに楽しみます

大会終了後には、会場を彩った「りんどう」を記念に持ち帰ることができます
安比高原の自然を感じながら走ろう!
■運営で苦労されている点、力を入れている点は・・・。
限られた人員で運営にあたっているので1人1人の役割が大きく、特に会場の設営が大変です。また、参加者された方々に、大会要項やマナー等を守っていただけるよう気を配っています。
■安比高原で行われるコースの特徴、自慢したい点を教えてください。

コースの途中にテレビ岩手が「ランナーの主張コーナー」を設置。写真のチームはラグビーワールドカップ2019の釜石市開催をPRしていました
■今回の大会の特徴、様子はいかがでしたか。
375チーム、3,274名のエントリーをいただき、台風被害の影響により20チームが参加することができませんでしたが、当日は天候にも恵まれ、事故・怪我もなく、無事に終了することができました。 参加者の皆さまには、例年同様、チームで趣向を凝らし、大会を楽しんでいただけたと思います。
また、今大会ではリレーで使用した『タスキ』を記念に差し上げたり、おもてなしコーナーを設けて完走したチームの方々に『味付けゆでたまご』を配布したりして喜ばれました。
■いろいろお話いただき、ありがとうございました。来年の開催に期待しています!