あんなところにも!こんなところにも? 行こうよ 海洋センターへ!

障害者も健常者も高齢者も。垣根を越えて、共にスポーツで汗!


菰野町障がい者スポーツフェスティバル

~菰野町B&G海洋センター

 

車いすを使ってポールの間を前進、後進しながら走り切る「車いすスラローム」

車いすを使ってポールの間を前進、後進しながら走り切る「車いすスラローム」

 

障害者と健常者が同じ種目で汗を流す体験型スポーツの祭典「菰野町障がい者スポーツフェスティバル」が11月11日、三重県の菰野町B&G海洋センターで開かれ、菰野町内外から障害者50人を含む約130人が参加。障害の有無の垣根を越えて、SSピンポンやボッチャ、車いすスラロームなど障害者スポーツを共に満喫しました。

 

赤、青のボールを使い、白い目標球にどれだけ近づけるかを競う「ボッチャ」

赤、青のボールを使い、白い目標球にどれだけ近づけるかを競う「ボッチャ」

 

フェスティバルは、菰野町と同町教育委員会の主催でNPO法人の元気アップこものスポーツクラブが運営を担当しました。障害を持つ人たちにスポーツの楽しさを実感してもらいその振興に努めると共に、健常者に対しても障害者スポーツの体験を通じて、障害者や障害者スポーツへの理解を深めてもらおうと、一昨年から取り組みを進めており、今回で3月回目となります。

 

この日実施した種目は、SSピンポン、ボッチャ、フライングディスク、車いすスラローム、ゴールボール、タスポニ―、バルーンバレーなどで、いずれも障害者スポーツとして、多くの人に親しまれているものばかりです。人気のSSピンポンやボッチャなどでは、障害者と健常者が共にプレーを楽しむ姿も見受けられました。

 

5m離れた的を狙って10回投球し、通過回数を競う「フライングディスク」

5m離れた的を狙って10回投球し、通過回数を競う「フライングディスク」

 

また、高齢者福祉施設に入所されている方々も、それぞれの施設の送迎バスで来場され、障害者スポーツの体験を通して体を動かすことを楽しんでいました。参加者からは「SSピンポンを楽しみに参加したが、いろいろな障害者スポーツを体験できてよかった」(50代男性)や「普段できないスポーツが体験できて楽しかった」(30代女性)など、障害者スポーツを楽しむ声が多く上がりました。

 

会場の一角には、障がい者就労事業所の出店もあり、菰野町特産のまこも茸を用いたマコモ汁や水耕栽培野菜などが販売されていて、来場者のお腹を満たしていました

 

町特産まこも茸を使ったマコモ汁の販売

町特産まこも茸を使ったマコモ汁の販売

 

今年度のフェスティバルはB&G海洋センターのリニューアル記念を兼ねており、B&G巡回写真展「スポーツのチカラ」のオリンピアン、パラリンピアンの写真パネル展示も実施。2020東京オリンピック、パラリンピックに向けた障害者スポーツの機運醸成のために、多くの方に観賞していただきました。

 

菰野町B&G海洋センターで開催された、全国を巡回中の「スポーツのチカラ」写真展

菰野町B&G海洋センターで開催された、全国を巡回中の「スポーツのチカラ」写真展

 

レポーターの黒田さんは、「参加者も徐々に増えて、障害者スポーツの普及啓発につながっていると実感しています。菰野町では、障害の有無に関係なく楽しめるSSピンポンの普及に取り組んでいます。SSピンポン目当ての参加者もいたとのことで、活動の成果も感じられました」と強調。「施設のバリアフリー、耐震化も進めてきており、障がいのある方も使いやすい施設として、さらに努力していきたい」と今後の展開にも意欲満々です。

 

卓球台の上を音の出るピンポン玉を使って打ち合う競技「SSピンポン」

卓球台の上を音の出るピンポン玉を使って打ち合う競技「SSピンポン」

 

B&Gレポーター 菰野町B&G海洋センター・黒田 泰弘


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