夏休み中、勉強と自然体験活動をバランス良く体験!~ユンヌBG塾
与論町B&G海洋センター

海洋レクレーション体験では、カヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)、バナナボートを楽しんだ。また水辺の安全教室でライフジャケットの浮遊体験を中心に実施。最後は班対抗で背浮レースを行い、参加者の泳力を確認した
方言で与論を意味するユンヌ。鹿児島県の与論町B&G海洋センターは、夏休みの5日間、勉強と運動をバランスよく行い、子供たちの生活リズムを保つ「ユンヌBG塾」を開きました。
8月6日から10日、与論島内3小学校の1年から6年生まで1日15人、延べ75人が参加し、午前中は子供たちの「学習をサポート」、午後は「夏休みにしかできない」体験の機会を提供しました。期間中、晴れて気温29~32℃、ほぼ北の風4~6mでした。
開講式後には、アイスブレークを活用した自己紹介を行い、最初は硬い様子でしたが、様々なゲームを行い緊張もほぐれました。違う小学校の児童の出会いは、緊張している様子でしたが、塾を通してすっかり仲良しになりました。
午後の体験活動では、釣りの人気がもっとも高く、時間が短いと意見が多くありました。最終日は班対抗ゲームを行い、負けたチームは悔しくて落ち込んでいましたが、チームの一体感を感じるシーンでもありました。保護者によれば、家庭でもBG塾のことが話題に上がり、楽しんでいると話していました。また寝るのがいつもより早いとのことでした。
参加者は「たくさんの新しい友達ができたことや、いろんな海の体験ができて楽しかった」、「班対抗でのゲームに勝ってうれしかった」、「ゲームに負けて残念だった」、「ピザがおいしかった」、「宿題が残り半分になって、良かった」と、それぞれの思いを述べていました。
池田剛レポーターは、勉強と自然体験活動をバランスよく展開できて、海洋センターの活用の幅が広がったと評価しました。共働きしている家庭からは安心して働けることができたと意見があり、アンケートや保護者の意見から本事業の満足度は高いと感じたといいます。
学習面では、BG塾参加前に宿題を終えている児童に対する支援は不十分だったことから、宿題内容の把握や保護者の要望などを記載できるような申込書を作成したいと述べました。また「BG塾のしおり」を作成し、参加の心構えやスケジュール、準備物などを事前に伝えるように改善したいとしています。
B&Gレポーター 与論町B&G海洋センター・池田 剛