初めての感覚にワクワク!!水に浮かんで、なんと!ヨガ
サップヨガ 南砺市(なんとし)福野B&G海洋センター
2018年7月1日(日)午前9時30分から11時時50分
プールで、水に浮かんでヨガ!!と聞いて、「?」マークがよぎったあなたは、ジダオ(時代遅れ)かも~~~(笑)。体幹を鍛えて、リラックスもできると世界的に注目が高まっている水上のヨガ、「SUP YOGA(サップヨガ)」のことです。SUPの上でバランスをとりながらヨガのポーズに挑戦するこのニュースポーツが、日本でも広がりをみせ始めています。
B&Gで、最新の流行をいち早く取り入れたのが、福井県の南砺市(なんとし)福野B&G海洋センターです。7月1日に同センターのプールで、サップヨガの体験会を開きました。
9艇のサップを配備して大々的に取り組んだ新たなプログラムには、市内外から20~50代の男女17人が参加。水上ヨガという初めての体験に大汗をかきながらも、参加者らは爽快感あふれる楽しい時間を満喫しました。
サップヨガを説明する前に、まず「SUP」とは、から。
スタンドアップパドルボードの略称で、サーフボードよりも大きく浮力の高いボードの上に立ち、パドルを漕いでクルージングしたり、波に乗ったりして遊ぶ注目のマリンスポーツです。
このSUPとヨガを組み合わせたのが「サップヨガ」です。SUPの上で、水に浮かんだ状態でヨガのポーズに取り組むことで、大きなリラックス効果を得られるだけでなく、バランスをとるために体幹を意識し、身体の内側のインナーマッスルを鍛えることができるとして、フィットネス大国のアメリカをはじめ、世界各国で注目を集めています。
南砺市福野B&G海洋センターでは、マリンスポーツのブームをいち早く察知し、非日常的なことにチャレンジするワクワク感やドキドキ感を地域の人たちにも味わってもらおうと、今回、サップヨガを体験できる機会を提供したのです。
25mプールにSUP9艇を並べた風景は圧巻で、会場は開始前から期待感あふれる熱気に包まれていました。プログラムがスタートすると一点、和やかな中にも真剣なムードに。講師の指示に従って、SUPの上で、次から次へと必死にヨガのポーズをとっていきました。
当日は予想よりも気温が高く、参加者らは汗びっしょりになりながら奮闘。プールサイドでヨガの指導にあたっていた講師の大変さもひしひしと伝わってきました。中には、バランスを崩して、何度もプールに落水する場面もありましたが、体温の調整にはちょうど良かったかな、と思うほどでした。(笑)
初めての試みにもかかわらず体験会は大好評で、「すごく新鮮な気持ちで楽しかった」、「いつもやっているヨガより体にきつく感じた分、達成感も大きかった」、「足がガクガクになるくらい疲れた。でも、心地よい疲労感で体がリフレッシュできたようだ」など、参加者からはサップヨガの魅力があれこれ飛び出しました。
レポーターの笹田さんは、「サポートをしながら見ていたら、すごく参加していただいた皆さんが集中して、サップヨガの世界に引き込まれていっている感じがしました。お一人、お一人、喜びの言葉をいただき、今年度にもう一度開催し、新たな方にセンターに足を運んでいただけるきっかけ作りをしたいと思います」と、感想を述べています。
次回の体験会は9月上旬に予定しています。参加者からは「定期的にやりたい」とか「教室として開催してほしい」など運営の定期化を望む声も多く出されており、今後の検討課題と受け止めています。
B&Gレポーター 南砺市福野B&G海洋センター・笹田 節子