悪天候でマリンスポーツがだめでもロープワーク楽しむ~2018B&Gクリーンフェスティバルinヨロン
与論町B&G海洋センター
2018年6月3日(日)午後2時から午後3時30分
鹿児島県の与論町B&G海洋センターは、6月3日午後2時から同センターの艇庫で「2018B&Gクリーンフェスティバルinヨロン」を開催しました。参加者は小学生2人と高校生1人の計3人でした。
海洋性のレクリエーションに親しむ機会に、水辺などのクリーン(清掃)活動を展開することで、海洋性レクリエーションの普及と環境保全への意識を持ってもらうために開かれました。地域の専門家に講師を依頼して、ごみや環境問題について事前学習を行いました。
当日は雨で気温28度、北東の風6~8mと悪天候のため、内容を変更して、
①ごみ問題や環境について専門家から分かりやすい解説
②艇庫周辺の清掃活動
③救助に役立つロープワーク
などを行いました。当初予定では専門家解説のあと、ライフジャケット浮遊体験やカヌーで隣のビーチに上陸しクリーンアップ活動でした。
講師の池田龍介さんが解説した与論島に漂着するごみの国別割合、与論島や日本から出たごみが流れ着く太平洋ごみベルトのことに、驚いた様子でした。艇庫周辺の清掃活動では、マイクロプラスチックのことも事前に学んだので、大きいごみから小さい物まで回収できました。
ロープワークでは、もやい結び、エイトノット、巻き結びを全員できるようになりました。中でも3年生の児童は一度見てすぐにでき、周りを驚かせました。高校生は、小学生の世話役になってくれました。
参加者は「SUP(スタンド・アップ・パドルボード)がしたかった!」、「岩場の大きなごみが取れてよかった」、「ボランティア活動に興味がある。今後も子供たちと交流したい」と話していました。
池田剛レポーターは「悪天候でマリンスポーツができなかったのは残念だったが、代替プログラムのロープワークに対する反応が良く楽しんでいる様子だった。今後もいろいろなイベントで取り入れたい。今回からごみ問題や環境について、専門家に解説を依頼している。事前学習があることで、実際の清掃活動への取り組み意識も高くなり教育的効果も高いと感じた」と述べました。
B&Gレポーター 与論町B&G海洋センター・池田 剛