大人と子供の垣根を越えて、スポーツと文化で交流!みんなでスポーツ&カルチャー
大船渡市三陸B&G海洋センター
2018年4月5日(木)~2019年3月21日(木)、月2回(第1・第3)木曜日に開催
岩手県の大船渡市三陸B&G海洋センターは、4月5日、スポーツや文化活動を通して大人と子供が交流できる「みんなでスポーツ&カルチャー」を、2018年度の通年事業としてスタートさせました。バスケットボールや体操、かるたや竹とんぼなど動と静を組み合わせた独自のプログラムに大人と子供が一緒に取り組む教室で、来年3月21日まで月2回、計24回開催の予定です。
インターネットの普及やゲーム機、スマホゲームといった室内型のゲーム遊びが急速に拡大している影響などにより、近年、外遊びや昔の遊びを知らない子供たちが増えているのが実情です。
大船渡市三陸B&Gセンターではこうした状況に疑問を呈し、大人と子供が交流できる場をつくることで、古き良き遊びの継承を進めるとともに、様々な運動や遊びを通じて異世代間の情報交換をさかんにしていこうと、この企画を立案しました。
受講者は小学生から70代くらいまでと、年齢層が幅広いため、教室では今昔のいろいろな“流行り遊び“が飛び交っています。コマ回しや竹とんぼなど昔の遊びでは大人から子供に作り方や遊び方を伝授する一方で、現代の遊びでは子供たちが大人を率いる場面も見受けられるなど、双方向型のコミュニケーションが図られています。
また、スポーツでは、単純に競技に取り組むだけでなく、子供が大人に立ち向かっていく「大人に挑戦」のようなゲームを導入して、盛り上がりを工夫しています。どの活動でも、子供たちの勝負にこだわる姿勢は強力で、トランプなどでは、のみ込みが早い子供たちに、大人が負けてしまうこともしばしば。大人たちも孫のような世代の子供と真剣に戦い、「負け」の悔しさを味わうことでリベンジを誓って奮起する――。こうした微笑ましい一幕が毎回、繰り広げられています。
4月5日に行われた初回の講座には、大人・子供合わせて約10人が参加。顔合わせをして活動がスタートしました。トランプの「大大富豪」では、予想通り?大人が惨敗しましたが、室内にはにぎやかな声が響き、参加者の笑顔がはじけていました。
レポーターは、講座の意図について「テレビゲームに慣れてしまっている今の子供たちにとって、昔の遊びは逆に新鮮に感じるだろうし、大人には童心に帰る機会になるのではと思います」と説明。さらに、内容については「受講者の意見を聞き、随時新たな遊びを取り入れるなど中身も変化していくので、飽きのこない教室です」と力を込める。「もっと受講生が増えれば盛り上がるでしょうから、引き続き参加者をお待ちしています」と追加受講を呼び掛けています。
「みんなでスポーツ&カルチャー」については、追加の受講を受け入れています。詳しくは、大船渡市三陸B&G海洋センター(℡ 0192-42-3201)まで。
B&Gレポーター 大船渡市三陸B&G海洋センター・新沼 真介