かんじきで郷土の自然に親しみ健康の増進を!雪山での凧揚げやそり遊びに参加者の笑い声響きわたる
「町民かんじきツアー」
2018年3月11日(日)午前9時から午後1時
かんじき(雪上を歩くためのスノーシュー)を履いて登山をする「町民かんじきツアー」が3月11日、北海道上富良野町の十勝岳地区三段山周辺で行われ、上富良野町の町民ら12人が、雪山でのかんじき体験を満喫しました。
上富良野町B&G海洋センターと町民ふれあいスポーツ大会実行委員会の企画・主催で、町民を対象に実施。運動不足に陥りがちな冬場に、かんじきを履いて雪山散策をすることで汗をかき、郷土の自然に親しみながら、健康づくりと体力増進を目指すものです。
午前9時、上富良野町社会教育総合センターに集合し、バスで十勝岳温泉白銀荘へ。白銀荘からかんじきを履いて、十勝岳地区三段山に向かい、山周辺をゆっくりと散策。途中、十勝岳ジオパーク推進協議会の専門員から十勝岳周辺の成り立ちや活火山についての解説が行われ、参加者は熱心に耳を傾けました。
目的地の三段山中腹(平場)では、講師が手作りした凧を広げ、雪山で凧揚げを楽しみました。下山路の傾斜地では、そりや雪面用の特製マットを使って滑り降りるなど遊びにも趣向を凝らし、参加者の笑い声が山に響きわたっていました。白銀荘到着後は、昼食を取り入浴もして、ほっと一息休憩タイム。午後のプログラムでは、講師が制作したアイヌ伝説の紙芝居が演じられました。
参加者からは、「比較的簡単に自然を経験できた」、「天候も良くて美しい景観だった。また参加したい」と自然散策に満足する声が多く上がりました。また、「ジオパークについての解説が聞けて勉強になった」とか「凧揚げやそり遊びができて楽しかった」「登山後には温泉にも入れて最高」などツアーの内容を評価する声も。参加者の一人は「地元にもこのような良い場所があることを知り、友人にも勧めたい」と笑顔で話していました
レポーターは、「参加者が地域の資源を体験する貴重な機会となった」ことを強調。そのうえで「前もって下見するなど準備に万全を期し、事故やけがなく実施することができた。参加者一人ひとりの体力を考慮して、ペース配分するなど無理のない内容にした」と振り返り、ツアーの成功を喜んでいました。
B&Gレポーター 上富良野町B&G海洋センター・谷 昌春