北海道の大自然のなかで育んだ親子の絆
~北海道B&G地域連絡協議会 主催 平成28年度 親子サマーキャンプ~
6月7日、まちレポ【北海道版】に美幌町から投稿いただいた、B&G親子サマーキャンプの案内記事。親子の絆を深めてもらうことを目的に北海道B&G地域連絡協議会が毎年実施しているこのキャンプには、終戦を知らされず30年にわたってフィリピンのジャングルで生活し続けた小野田寛郎さんの経験が随所に生かされています。
今年で6回目を迎えた今回は過去最高となる15組46名の親子が参加し、美幌町や隣町の大空町(みどりの村キャンプ場、網走湖他)の会場で楽しいひと時を過ごしました。その様子などを、まちレポ【北海道版】の投稿者にお聞きしましたので紹介します。

家庭ではなかなか経験できないことを、家族ぐるみで楽しみました
口コミで広がるキャンプの楽しさ!
■キャンプは毎年大好評とのことですが、その人気の理由はどこにありますか?
魚釣りやボート、カヌーの体験など、家庭ではなかなかできない体験の機会を設けているので、多くの方々に興味や関心を持っていただいています。
また、美幌町だけでなく隣町の大空町と合同開催としたことで広く周知することになり、それが参加者の拡大に繋がりました。例年、口コミで参加する親子が多く、リピーターも少なくありません。
■過去最高の参加者を数えた今回、開催にあたって注意した点、苦労した点はありますか?
参加人数の増加に伴い、貸しテントなど準備する道具の用意が大変でした。また、今までは小学生以上の参加でしたが、小学生と幼児が一緒に参加しなければ参加できない家庭もあるため、今回は幼児も一緒に参加できるようにしました。
しかし、幼児のいる家庭は保護者が幼児につきっきりになり、小学生の子供に目が行き届かないことがあったため、指導員を補助につけて怪我をしないように注意を払いました。

子供に押してもらいながらカヌーで出港!
大人にも笑顔がこぼれます!
釣った魚は唐揚げにして食べました!
■盛況だった今年のキャンプの様子をお聞かせください。
初日の夕食後に大雨が降り、自然散策ができなくなりましたが、魚釣りやボート、カヌー体験など、予定していた事業は実施することができました。特に、魚釣りを楽しみにしていた子供や親が多く、仕掛け作りやエサ付けに苦戦していましたが、ヤマメが解禁となっていたこともあって、夢中になって楽しんでいた親子もいました。
その後、夕食時には釣った魚を親子で協力しながら調理し、唐揚げにして食べました。また、カヌー体験では水に濡れながらも楽しく会話しながら漕ぐ姿が見られ、親子のコミュニケーションが深まりました。

雨に降られたときもありましたが、キャンプを通じて親子の絆が深まりました
参加者の感想
●日頃できないことをキャンプで体験することができ、楽しかった。来年もまた参加したいです。
●子供が行きたいといったので参加させてみた。夜のテント泊では子供が興奮し、なかなか寝付かないこともあったが、楽しめていたので機会があれば、また参加したい。初めての体験ばかりで大変でしたが、とても楽しく、機会があれば今度は父親と一緒に参加してみたい。
●子供に体験させることで成長する姿が見られ、嬉しく思っています。これからも続けてほしいです。
運営者の感想、今後の抱負
この事業は、小野田寛郎さんが培った経験を活かしながら実施しています。毎年、中身を少しずつ変えていますが、魚釣りやキャンプ、ボート、カヌー体験などを通じ、自然の中で生活する大変さから人間的成長を促進するとともに、親子で一緒に過ごすことで家族のコミュニケーションを深めてもらっています。希薄化されているといわれる親子の絆を深めてもらうために、今後も参加した親子の思い出となる事業を実施していきたいです。

今年も大盛況! 無事に親子のキャンプを終えることができました!