どんな踊りもウェルカムな、日本最大級のダンスフェスティバル
~「心をこめること」が唯一の参加資格! 「2016にいがた総おどり祭」開催~
踊りのジャンルを問わない日本最大級のダンス祭として、9月5日のまちレポ【北陸版】で開催告知された「にいがた総おどり」。第15回目を迎えた今年の祭りは9月17日~19日の3日間にわたって新潟市内10カ所の会場で実施され、そのレポートがまちレポ投稿者の新潟市中之口B&G海洋センターさんから届きましたので、紹介いたします。

大人数でエキサイティングなよさこいを披露した早稲田大学の学生チーム。雨にも関らず、市内は演舞者と観客の熱気であふれました
今に蘇る300年前の絵巻模様
踊りの由来
今から300年ほど前の江戸時代に行われていた、四日四晩踊り明かす新潟地方の盆踊り。男も女も老人も子供も、それぞれに華やかな衣装を身にまとい、賑やかに練り歩いたそうです。
そんな新潟の古き良き伝統を復活させようと地域の若者たちが立ち上がり、15年前から始めたイベントが「にいがた総おどり祭」でした・・・。
今年の様子(投稿レポート)
「2016にいがた総おどり祭」が、9月17日(土)~19日(月・祝)に行われました。2002年に実施された第1回目の祭りでは50団体2,500人が参加。そして15回目を迎えた今年は、なんと240団体、1万5,000人が集まりました。15年前、まさかここまでのビッグイベントになるとは思ってもいませんでした(ごめんなさい…)。回を重ねるごとに規模が大きくなっていったこの祭りは今、3日間にわたって新潟市内10カ所の会場で開催される、日本最大級のオールジャンルのダンスフェスティバルにまで成長しました。

地元中学校の参加チーム。約80名の中学生が統一のとれた踊りで練り歩きました
オールジャンルというだけあって県外や国外から参加のチームも多く、よさこい、盆踊り、フラダンスのほか、よく分からない踊りも多数あり、参加団体の人数構成や曲のアレンジ等々何でもアリ。飛び込み参加はだめですが、ちびっ子から年配の方々まで実に幅広い年齢層が、さまざまな踊りを披露します。
今年はあいにく小雨での開催となりましたが、どこの会場も熱気ムンムン。派手な衣装に艶やかな舞、統一された隊列に鋭い眼、純真な笑顔に大きな声が観客の心を捉えました。ちなみに、参加資格は「心をこめること」。シンプルかつ革新的なこの方針があって「にいがた総おどり」が成り立ちます。

参加条件は「心をこめること」。どのチームも気合満点でした
観るだけでなく、元気ももらえる一日
参加チームの持ち時間は5分で、次から次へと絶え間なく演舞が始まっていきます。各会場のタイムスケジュールがパンフレットに掲載されているので、一つの会場でたくさん見るもよし、気に入ったチームを追っかけるもよし、会場ごとの演出やイベントを楽しむもよしと、自分に合った鑑賞スタイルを楽しめるようになっています。

新潟にある国際トータルファッション専門学校の学生チーム。女性中心の艶やかなよさこいでした
また、メイン会場の万代シティでは、「新潟で世界のビールを楽しもう クラフトビールの陣」や本格BBQ料理、世界の料理「ワールドカフェ」がコラボ開催していました。
参加者も演舞が終わったあとにBBQや新潟B級グルメを堪能したり、記念撮影をしたりと、アフタースキーならぬアフターダンス?を楽しんでいました。羨ましかったです。

色々な地ビールを揃えたブースも賑わっていました
来年はどんなイベントになるのか今から楽しみです。是非、観光、出張の際は「にいがた総おどり祭」をプランの一つに入れてみてはいかがでしょうか? もしくは参加でも??
最後に、一言でこの日の感想を言うならば「なんか元気をもらえた」でした!