「こんな時だからこそ、いつもより元気な夏に」 コロナ禍でも例年通りにプールオープン
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)は、2020年6月28日にプールオープンを迎えました。
青少年の健全育成や市民の健康増進を目的に、毎年7月から8月にかけてプールを開設しています。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響があったものの、例年通りの開催となりました。
レポーターの杉本彰洋さんは「こんな時だからこそ、いつもより元気な夏に」という願いを込めて、プールオープンを迎えていました。
養父市おおやB&G海洋センター周辺の小学校では、既にプールの閉鎖や夏休みの縮小を発表しています。それに伴い、子どもたちの遊びや運動、自然体験の機会が制限されることを踏まえながら、コロナ禍において「センターとして何ができるのか?」を自問自答していました。市のガイドラインに沿って、安心・安全なスポーツ環境の維持に努めていること、適切に管理されているプールではコロナウイルスの感染リスクが低いとされていることなどから、養父市おおやB&G海洋センターは、今年も例年通りプールオープンを決断しました。
プールオープンには、親子連れを中心に総勢47人が参加しました。小学校のプール閉鎖に伴い、今年初めてプールに入る子どもたちが多いため、安全に水へ親しめるように「水辺の安全教室」をプールへ入る前に実施。プールにおけるマナーや注意事項の説明をした後に、ライフジャケット着用やペットボトル浮きなどを子どもたちに体験して頂きました。
スーパーボールすくいや水上スライダーなどのアトラクションも実施し、子どもたちからは「思ったよりプールの水が温かった。また来るよ!」と喜び、保護者からも「子どもたちが寂しそうでしたので、毎週連れてきたいです」「ペットボトルを使った救助法はとても勉強になりました」といった声が聞かれました。
杉本さんは「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ほぼ3カ月臨時休館としていましたが、6月からの施設再開を経て、この日を迎えることができました。やはり、子どもたちの元気な姿や笑顔、歓声は、私たち大人に元気を与えてくれます。夏休みの短縮で平日は子どもたちの利用が例年より難しいと想定されていますけど、週末の賑わいに期待を込めながら、安心・安全な施設管理に努めなければいけない」とオープン初日を終えた心境を話します。
子どもたちの歓声は、海洋センターに活気を与えてくれます。例年、夏休みになりますと平日でも賑やかな声がセンター中に響き渡っていましたが、これが当たり前ではないということも教えてくれました。これからは、子どもたちを中心とした利用者の安心・安全を最優先に考慮しながら、プールオープンから始まる2020年夏を噛みしめたいです。
B&Gレポーター 養父市おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋