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日本の伝統行事とスポーツチャンバラがコラボレーション 毎年恒例の節分行事「節分に鬼退治」


養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)

 

子どもたちがピン球を使って鬼退治

子どもたちがピン球を使って鬼退治

 

2020年2月2日(日)13時から15時まで、養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)で毎年恒例の節分行事「節分に鬼退治」が、親子連れ総勢24人を動員して開催されました。

 

養父市は兵庫県の山間部に位置し、冬には積雪もある寒冷地で、子どもたちの遊びが制限されてしまいます。そのため、おおやスポーツセンターでは日本の伝統行事を楽しく学びながら遊ぶイベントとして、平成23年から海洋センター-の施設を利用した節分行事を開催し、今年で通算9回目となりました。

 

子どもたちが自ら鬼の面を制作

子どもたちが自ら鬼の面を制作

 

メインイベントは「鬼退治」ですが、それに必要な材料や遊び方を子どもたちに体験して頂くのも見どころ。鬼の面を制作する所からはじまり、子どもたちはクレヨンを片手に個性的な鬼の面をそれぞれ作成しました。

 

剣友会指導の下で子どもたちはスポーツチャンバラを体験

剣友会指導の下で子どもたちはスポーツチャンバラを体験

 

続いて、スポーツチャンバラを体験。スポーツチャンバラとは野山や神社の境内を駆け回って遊んだ「チャンバラごっこ」を安全と公平や自由を担保の上で、体育館などの室内で行う現代的なチャンバラごっこのスポーツ版として設定したものです。剣道に近いこともあり、近くの剣友会に指導をして頂きました。剣友会の方は事前にYOUTUBEで下調べをされた上で指導に臨み、子どもたちも遠慮がちなところから徐々に慣れてくると、後半には真剣勝負ができるほどまでに上達し、指導者からも「是非スカウトしたい」という声が上がるほどでした。

 

卓球のボールにマジックテープを貼った「福豆」

卓球のボールにマジックテープを貼った「福豆」

 

道具の作成と遊び方を学んだ後は、いよいよ「鬼退治」の時間です。子どもたちも楽しく、運営側もストレス無く「鬼退治」を出来ようにと、ひと工夫が施されていました。「初めて開催した当時は本物の豆を撒いていましたが、もう掃除が大変で…」とはレポーターの杉本彰洋さん。「昨年は鬼が着用する衣装の中に風船を入れて、子どもたちが叩いて割っていましたが、清掃を含めた後片付けが大変でした。後片付けも簡素化し、子どもたちも安全に遊べるものとするために、福豆は卓球用のボールに1cm角のマジックテープ6枚を貼り付けたものとし、衣装はマジックテープに近い素材で作成しました」と安全にも気を配ります。準備した福玉は70球。子どもたちは福玉が鬼の衣装に面白いようにくっつき、歓声もあがります。参加した児童は「ピン玉がくっついて面白かった」と話せば、保護者からも「節分では今日作ったお面を使って楽しみます」と早速自宅でも楽しみたい模様です。

 

マジックテープに近い素材で作られた鬼の衣装

マジックテープに近い素材で作られた鬼の衣装

 

そして誰よりも一番楽しんでいたのがレポーターの杉本さん。「作る楽しみや考える楽しみがあって、担当の私が一番楽しんだかも。ゴミが出ないようにしましたので、後片付けが去年よりも楽でした」と笑顔で話をされます。

 

日本の伝統行事をモチーフにしたイベントとして、ただ子どもたちが楽しく遊ぶだけではなく、運営側にも負担がかからないような工夫が見られました。「来年も今年以上に日本の伝統行事とスポーツがコラボレーションしたレクレーション活動を企画し、より多くの親子が参加できる楽しいメニューを作りたいです」とレポーターの杉本さんは、来年に向けて早くも意気込みを示します。

 

「節分に鬼退治」参加者とスタッフの集合写真

「節分に鬼退治」参加者とスタッフの集合写真

 

 

 

B&Gレポーター 養父市おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋


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