小さいうちから安全知識を学ばせたい 出向いて教える初のスタイル 水辺の安全出前教室
由利本荘市大内B&G海洋センター(秋田県)
秋田県の由利本荘市大内B&G海洋センターは、7月22日(月)、近隣の保育園へ出向き「水辺の安全出前教室」を開催しました。毎年、海洋センターを利用してくださっている地元の保育園ですが、実は移動に車で30分ほどかかるため、今回、「出前教室」を考案、「小さいうちから安全知識を学ばせたい」という要望に応え、保育園での安全教室を行いました。初の試みながら大成功に終わった模様をお伝えします。
由利本荘市の下川大内保育園にて、隣の上川大内保育園からの児童も参加し、約30名が1時間ほどの教室に参加しました。
保育園児でも楽しく学べるように、「海辺の安全教室」紙芝居の内容はそのままに、画用紙でウサギさん、クマさんなどの動物キャラクターを作り、劇形式で実施。園児たちは「楽しかった!」と、とても喜んでくれました。
ただし、保育園児ですから、どんなことが危ないのか、不注意で事故にあったらどうなってしまうのか、まだきちんと分ってはいません。紙芝居の写真を使って「あぶない!」を丁寧に説明し、水の事故に遭わないためのお約束を教えました。
実技では、3つのグループに分かれてバディを実施。最後はグループごとに声の大きさを競いました。子たちには大好評で、はつらつと楽しんでくれました。
「せうき(背浮き)」という言葉も覚え、「プールでもやってみたい」と嬉しそうに答える園児たち。「事故にあっている人が思ったよりもたくさんいて、コワイと思った」など、今回の安全教室に参加し「あぶない」の意識も持ってくれたようです。
初めての保育園での実施でしたが、参加した園児たち全員が楽しみながら、安全についての意識を持ってくれ、意義深い活動になりました。
B&Gレポーター 由利本荘市大内B&G海洋センター・阿部 叶恵