元気の元は卓球 平均で60歳代 打ちやすいラージで生涯スポーツ
第3回ラージボール卓球交流大会
養父市おおやB&G海洋センター(兵庫県)
兵庫県北部、但馬地方のラージボール卓球愛好者が集う大会――。3月3日(日)午後1時30分から午後4時まで兵庫県の養父市おおやB&G海洋センターの体育館で、第3回ラージボール卓球交流大会が開かれました。養父市内や周辺から愛好者13人、30歳代から70歳代までの男女が参加、平均年齢は60歳代と少々高めでした。実戦ではまったく年齢を感じさせないパワーとテクニックで見ごたえのあるラリー、好試合の連続でした。
センターでは、年間を通して屋内外で様々なスポーツ大会を開催しています。この大会は幅広い年齢層で楽しめる「ラージボール卓球」を通じて、健康づくりと愛好者の交流を図るために開かれています。参加者は通常の直径40ミリのピン球を使った競技卓球をベースに、ひと回り大きな直径44ミリのピン球を使いました。幅広い年齢層が親しめ、未経験者でも打ちやすくラリーが長続きすることから、健康スポーツ、生涯スポーツとして開発、普及してきました。
当初、男女ともに3~4人の2リーグ制を予定していましたが、「半日卓球を楽しもう」と相談がまとまり、急きょ総当たり戦に変更しました。その後も、もっと卓球を楽しみたい、という意見から男女混合ダブルス戦も行いました。
参加者から「6試合は予定外だったけれど、一日卓球が楽しめました。次回もぜひ参加します」、「県外も含めてもっと大勢の人に参加してもらいたい。初心者の人も参加できるような大会にしてください。協力しますよ」とコメントがありました。
運営を担当して2回目となるレポーターの杉本彰洋さんは、想定外も乗り越えて次のように述べました。
今回も、年齢を感じさせない参加者の元気あふれる見事なラリー、そして頭脳的なプレーにただただ圧倒された一日でした。試合も、当初総当たりでは男子6試合、女子5試合は体力的に厳しいのでは…との判断で、リーグ・トーナメント戦を計画しました。参加者の総意により変更し、混合ダブルスも想定外でした。
大会後、「疲れた~!」と言いながらも「次の2週間後の大会では負けないぞ!」と清々しい笑顔で家路につく参加者の元気の元は、卓球にあることを実感しました。今後は、地域住民のスポーツ参加による体力づくり、健康増進を図るためにも、初心者でも気軽に参加できるような大会運営に努めたいと思っています。
B&Gレポーター 養父市おおやB&G海洋センター・杉本 彰洋