ニュースポーツ体験会で地域コミュニティ活性化へ~矢掛町B&G海洋センター
アリーナ 2017年度コミュニティ機能付加改修支援事業 施設とニュースポーツ用品整備で町民の健康増進

キンボール体験教室、「岡山県キンボールスポーツ連盟」の指導で巨大ボールに慣れた後、ゲーム形式で実践。矢掛町スポーツ少年団指導者・育成会研修会も同時に開催
※キンボールは 直径122cm、重さは約1kgのボール。4人1組の3チームで、コート内でヒット(サーブ)やレシーブを繰り返す球技
子供から高齢者まで誰もが楽しめるニュースポーツの体験機会を提供して、スポーツに取り組むきっかけをつくるため、11月3日午前10時から岡山県の矢掛町B&G海洋センターのアリーナでニュースポーツ体験会が開催されました。町内から136人が参加しました。
今回は、B&G財団による「2017年度コミュニティ機能付加改修事業支援金」によりベビーシートの設置、ニュースポーツ用品を整備したのを披露するため開かれました。誰もが気軽に集える施設環境を整備して、気軽にできるニュースポーツを普及することで、海洋センターの利活用を促進するものです。
午前の部は「キンボール体験教室」、午後の部は「ペタンク教室」、「スポーツ吹き矢教室」、「カローリング」、「輪投げ」、「フライングディスク/ターゲットゲーム」でした。一日(一度)でさまざまなニュースポーツを体験することができるようにしました。
キンボール体験教室は、誰もが通常の競技活動とは異なる種目を体験するために工夫しました。町内スポーツ少年団の団員と指導者・育成会(保護者)が一緒に体験すること、他競技のスポーツ少年団員などと一緒にニュースポーツを体験することで、他の団体や世代との親睦と交流をより深く図れるようにしました。
午後は、さまざまな種目を同時に用意することで、幼児から高齢者まで幅広い世代での交流を図ることができるよう工夫しました。また各連盟・協会の協力のほか、町スポーツ推進委員が各種目の指導を行うことで、今後、ニュースポーツの普及・発展にも寄与できると考えられます。
主催は矢掛町、矢掛町教育委員会、矢掛町スポーツ推進委員会で、矢掛町スポーツ少年団の共催でした。町スポーツ推進委員、町スポーツ少年団のほか県キンボールスポーツ連盟、岡山県ペタンク連盟、岡山県スポーツ吹き矢協会に協力を得ました。
<実施した内容>
【午前の部】 キンボール体験教室
町内スポーツ少年団(①団員、②指導者・育成会)計86人
【午後の部】
①ペタンク 〔体験教室〕
②スポーツ吹き矢〔体験教室〕
③カローリング 〔体験〕
④輪投げ 〔体験〕
⑤フライングディスク/ターゲットゲーム〔体験〕 計50人(一般参加者)
<参加者のアンケート結果>
●スポーツ吹き矢がとても楽しかった。(男児10歳未満)
●輪投げが楽しかったのでまた来たい。色々なニュースポーツがあり楽しかった。(女児10歳未満)
●初めてペタンクができて良かった。(男性10代)
●つい夢中になってしまった。(男性)
●どの種目も丁寧に教えてくれて楽しかった。(女性)
●老人クラブで輪投げなどをみんなでやりたいと思う。スポ―ツ吹き矢もまたやりたい。やったことのないスポーツばかりだったので楽しくできた。(女性)
レポーターの全体の印象として「一日を通して幼児から高齢者まで幅広い世代が参加した。アンケート結果などからも今回紹介したニュースポーツに非常に興味を持っていただけたのではないか」と述べています。さらに「今回披露したニュースポーツへの反響も既にあり、既存の用品を含めたニュースポーツの利活用の促進につながると見込まれる」とし、「今後、海洋センターを利用した集いの機会がさらに拡大すると期待できる。各関係団体との連携を一層充実させ、海洋センターを拠点に町民が生涯にわたってスポーツに親しめる環境、事業のさらなる充実と発展を図っていきたい」としています。
今後の展開としては、講座や教室などで紹介、体験を実施して、ニュースポーツの一層の普及に努めたいと期待をかけています。
矢掛町では平成26年度から町民カローリング大会(町教育委員会主催)、町老人クラブ連合会主催のペタンク大会、町障害者協会主催のカローリング大会などニュースポーツが活発に行われています。
B&Gレポーター 矢掛町B&G海洋センター・田中基紀