プロレスリングZERO1 牧之原場所 開催!
~ちびっ子のイジメ撲滅・元気ハツラツ~
2017年2月25日(土)、静岡県牧之原市相良B&G海洋センターで、ちびっ子のイジメ撲滅とチャリティをテーマに、小学生を対象としたプロレス教室と、現役プロレスラーによる試合を開催いたしました。市内でプロレスリングが行われるのは、約30年ぶりのこと。試合には第64代横綱・曙も登場して大いに盛り上がりました。
イジメは絶対にダメ! 大きな目標を持とう!
開場前、体育館の周りに約250人もの観客が行列。当日券の販売もあるうえ、中学生以下と70歳以上は無料なので、「入れないお客さんがいたらどうしよう!」なんて海洋センター開設来初めて、いらない心配もしましたが、なんとか立ち見を含めて600人程のお客さんに楽しんでいただくことができました。
開場すると、子どもたちの中から「おー!本物のリングだー!」と騒ぐ声や、「ワクワクするね」といった親子の会話が聞こえました。

玄関前に並ぶ来場者。全員収容できるか、ちょっと心配になりました
プロレス教室では、大谷晋二郎選手が先生役となり、参加した約80人の小学生が初めて上がるリングに大興奮。ロープに乗ったり、マットの感触を確かめたり、収拾が尽きません! ですがさすが大谷選手、マイクパフォーマンスで全員をあっという間に引き付けました。
そこからは大谷選手の独壇場。プロレスラーが日頃行っているトレーニングを皆で取り組んでみたり、プロレス技を目の前で披露してくれたり等々、子どもたちは迫力満点のパフォーマンスに見入っていました。
また、今回のイベントはイジメ撲滅をテーマにしているので、「イジメは絶対にダメ、大きな目標を持ち、お家の人たちなどへ感謝の気持ちを忘れない大人になるように」と、大谷選手が呼びかけてくれました。

子どもたちにメッセージを贈る大谷選手
リングに上がった選手の中には、なんと・・・・
教室終了後、主管しているNPO法人牧之原市体育協会本目武彦会長と、後援団体を代表して牧之原市の西原茂樹 市長から、来場の御礼や試合への期待を込めた挨拶があり、いよいよプロレスリングの始まりです。

挨拶をする、NPO法人牧之原市体育協会の本目会長

挨拶をする、牧之原市の西原市長
会場に迫力あるテーマソングとリングアナウンサーによる選手の紹介で、全選手が入場しリングに上がりました。が、そこにはなんと私こと中部ブロック責任者曽根の姿も・・・。

選手入場と紹介
そうなんです! 会場と地域を盛り上げるため、実は私も選手として第2試合「異種格闘技戦」に出場しちゃいました(^^;
相手は、地元にある団体「牧之原プロレス」の選手2人。こちら側も柔道の先輩を引き連れタッグ戦です。結果は、単調になったところもありますが、ひたすら投げ続け、時には関節技といった感じで、最後は“あえて”時間切れ。後から動画も確認しましたが、お客さんの反応も良くてまずまずの盛り上がりを見せ、自分自身も終始楽しんでできたことが良かったです(^^v

肩車で100kgオーバーの相手を投げる曽根
もちろん、場外乱闘も・・・
さて、本題に戻りますが、若手、ベテランのレスラーが、トップロープからの大技や迫力満点の投げ技、時には反則技や場外乱闘までも披露してくれて、会場の雰囲気は最高潮!

トップロープからブレーンバスターを掛ける田中将斗選手

場外乱闘
そこで、タッグ戦のメインイベントへ突入。第64代横綱曙選手と将軍岡本選手 対 大谷晋二郎選手と世界ヘビー級チャンピオン佐藤耕平選手との戦いです。
やはり曙選手はデカイ! お客さんも圧倒されてしまい、歓声というより“ドヨメキ”が会場にあふれます。もちろん、身長203cm、体重200kgオーバーの体から繰り出す技も圧巻です。踏みつけるだけでダメージを負わせるほどで、さすがの大谷選手も敵いませんでした。もはや技を超えていますね(^^;

大谷選手を踏みつける曙選手
抜群だった費用対効果
奮闘した大谷選手も最後には立つことができませんでしたが、どのレスラーも、やられても何度も何度も立ち上がり、身をもって一生懸命戦う姿を見せてくれました。イジメや様々な困難に立ち向かおうとする子どもたちに、勇気を与えてくれたと思います。

曙選手による掛け声で盛り上がる来場者(B&G旗のBの下には西原市長も!)
また、プロレスラーが精魂込めて作ってくれたちゃんこ鍋もチャリティ販売し、約400食が完売。サイン色紙の販売や記念撮影なども行われ、最後までいろいろなチャリティにご協力いただきました。

「美味しかった!」と評判のちゃんこ鍋
今回開催した「プロレスリングZERO1」牧之原場所は、大きなイベントだけあって大変なこともありましたが、企画運営は主催者の一般社団法人「あなたのレスラーズ」が多くの関係機関と連携して行ったために役割も分散でき、費用対効果としては抜群の成果が得られたのではないかと思います。
特に子どもたちにとっては、良い体験になったと確信していますので、何年か後にまた開催できればと思います。
牧之原市相良B&G海洋センター 曽根 由多