活動記録 「2017 B&G 障害者と健常者のヨット大会」開催!

B&Gインクルーシブプロジェクト 「2017 障害者と健常者のヨット大会」開催!

ジュニアセーラーが次は自分で操船したい
「海の日」 障害者も健常者も一緒にヨット大会

 たとえ障害などがあっても、誰もが海を楽しめるように、B&G財団と別府海洋クラブは、昨年に引き続き大分県別府市で、障害者と健常者のヨット大会を開催しました。B&Gインクルーシブプロジェクトとして取り組まれたもの。インクルーシブは包含や包括的ということで、障害などがあってもなくても包み込もうという概念で、インクルーシブな社会の実現を目指しています。
●大会結果はこちら

 9月15日の「JLC NEWS PLUS」で『2017障害者と健常者のヨット大会』が放送されました。

 7月16日(日)と17日(祝日海の日・月)に、別府市の北浜ヨットハーバー開かれた「2017障害者と健常者のヨット大会」には、九州はじめ8県から小・中学生81人と3人の身体障害者が参加しました。また、ハンザ※1クラスの体験会には15人(うち障害者7人)が参加、両日とも晴れで帆走にはぴったりの風もあり好条件でした。

 最初は、なかなかライフジャケットを着るのを嫌がっていた参加者も、周りの方々の楽しい雰囲気で徐々に水面に近づいていき、最後には乗船をしてくれました。そして、乗船後は満面の笑みで「楽しかった、また乗船したい」と喜んでいました。

※1:障害者も安全に操船できるヨット

ハンザクラスの体験会

  • Aクラス(OP級)

  • 障害者も一緒に参加するBクラス(ハンザ級含む)

  • Cクラスのスタート

オプティミストよりも安定感があり誰でも乗れるハンザ

 この大会は、15歳までを対象とした国際ヨット規格である「OP(オプティミスト)級※2」には、B&G海洋センターやB&G海洋クラブをはじめ、ジュニアヨットクラブからの参加も多く、国内最大級のOP級ヨット大会の一つに数えられています。

 そして、この大会は、OP級クラスだけでなく、安全に簡単にセーリングができる小型ヨットであるハンザクラス(障害者も健常者も参加できる)のが大きな特徴で、ハンザクラスが一緒に参加するBクラスは、日本のOPヨット大会では珍しいものです。

※2:世界大会も行われている子供用の小型ヨット

選手宣誓をしたB&G別府海洋クラブの堀心音(ほり・ここね)さん

 小・中学生を対象とした、OP級では、Cクラス(初級者)・Bクラス(中級者)・Aクラス(上級者)ごとにレースを区分し、誰もが安全に楽しめる内容となっています。一方、Aクラスの上位入賞者には特典としてOP級世界大会選考レースとなる11月に開かれる「第49回全日本OP級セーリング選手権大会」の出場資格が与えられました。今年はAクラスの成績上位者2人に出場権が付与されました。

 また、体験会に参加者した方からは、「今回初めて参加しました。最初はとても怖かったけど、実際に乗ってみると、風が気持ち良かった」。「船の向きを変えたりしたことが楽しかった」。「とても楽しかったので、次は自分で操船したい」などハンザヨットと別府の海を好きになりましたと語ってくれました。

 この体験会の参加者から、ぜひ来年、広島で開催される「2018年ハンザクラスワールド広島」に出場を目指してほしいと思います。

別府ヨット大会は、参加者、コーチ、保護者など関係者の協力で運営されています


大会結果

  • Aクラス表彰で優勝者コメント
    「普段通りにできたので、力が発揮できた。来年の世界選手権を目指したい。東京オリンピックの次を狙います」

  • Bクラス表彰の優勝者コメント
    「風が弱くて、大変だったが、優勝できたことはうれしい。次のAクラス目指して頑張ります」

  • Cクラス表彰者

  • ハンザクラス表彰

総合順位
Aクラス
Bクラス
Cクラス
ハンザクラス
1位 安永 昂生
(B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ)
河野 慶吾
(B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ)
源五郎丸 更
(B&G新居浜海洋クラブ)
上園田心太浪
みさごじん
みさごしゅん
2位 濱田 登羽
(北九州ジュニアヨットクラブ)
宮崎 七海
(北九州ジュニアヨットクラブ)
内河 弥々
(B&G別府海洋クラブ)
藤枝 啓称
藤枝 六美
3位 西澤 佳菜
(北九州ジュニアヨットクラブ)
河野 塁
(B&G別府海洋クラブ)
宮崎 剛允
(北九州ジュニアヨットクラブ)
神鳥 朝凪
いわたももか
いとうかのん
最終成績一覧
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