事業内容を知る 海洋センターを活用した学習と体験による子育て支援事業「BG塾」

宮城県蔵王町 2018 BG塾レポート 宮城県蔵王町B&G海洋センター

事業名 B&G冬のチャレンジ塾inざおう
開催日時 平成30年7月31日(火)/8月7月(火)/12月22日(土)・26日(水)・27日(木) 計5回
開催場所 宮城県 蔵王町B&G海洋センター プール/アリーナ/研修室
蔵王町総合運動公園 芝生広場
参加者 10人 小1 小2 小3 小4 小5 小6
5 0 1 3 1 0
参加費 無料 スタッフ数 4人

 

「勉強って楽しいね」B&G冬のチャレンジ塾inざおう

蔵王町では、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンであり、英語教育特区にも認定されているなど、町全体でオリンピック機運が向上していることから、英語学習やパラスポーツをBG塾に取り入れました。

蔵王町BG塾は、参加者に低学年が多かったこともあり、同町の学習支援を目的とする寺子屋学習塾とは異なり、その方針を「勉強が楽しい」と感じてもらうことにしました。

募集は、市内の全小学校に実施。集まった小学生それぞれ学年が異なったため、全学年の子供たちが理解できる学習と体験プログラムになるよう工夫しました。

特に英語学習では、子供たちが楽しみながら学ぶことができるよう、ビンゴ大会やクリスマスカード作りなど参加型で学びを促進させる仕掛けを行いました。

また、上記のプログラムに加え、夏は水泳、冬は習字(書初め)や凧揚げなど季節感あふれる活動を、蔵王町の地域ボランティアと一緒に実施しました。

 

蔵王町B&G海洋センター BG塾主なプログラム
  主なプログラム
1日目 水泳教室、工作体験
2日目 水泳教室、学習(夏休みの宿題支援)
3日目 英語学習、パラスポーツ体験(シッティングバレー)
4日目 書道指導、工作(凧作り・凧揚げ)
5日目 学習(冬休みの宿題支援)、ニュースポーツ、パラスポーツ(ユニカール、ボッチャなど)

 

蔵王町教育委員会に登録するボランティアや地元大学生に協力を依頼

このBG塾のサポーターは、楽しみながら学ぶことをして頂ける方を念頭に置き、蔵王町B&G海洋センターのプールに監視アルバイトとして来ていた教員を目指す大学生や、元塾講師など町教育委員会へボランティア登録をしている方々に声掛けしました。

 

蔵王町B&G海洋センター BG塾講師やサポーターの集め方
  • 夏のB&Gプールの監視アルバイトを行っている大学生(教育大生)に声をかけた。
  • 町教育委員会へボランティア登録(およそ70人)をしている方々に依頼。
  • パラスポーツ普及団体の協力を依頼。

 

BG塾を担当した蔵王町B&G海洋センター指導員の我妻さんは、「今年度、初めての取り組みとなり準備に通常の教室の数倍掛かりましたが、参加者及び保護者の方から好評を頂き、やりがいのあった事業となりました。目的としていた子供達の交流のほか、英語及びパラスポーツの周知などもしっかりと出来たため、成功したと感じています。」とコメント。

また、次年度については、「企業タイアップ(ソニーサイエンスプログラム)事業や、食育プログラム(サバイバル飯など)を取り入れ、さらに特色を出した内容にしていきたい。」と語っている。

 

蔵王町B&G海洋センター BG塾の主な成果
  • 夏休みや冬休みの宿題支援が保護者の方々にとても好評だった。
  • 指導員が一方的に進めるだけでなく、「帰りの会」の司会や「明日の持ち物」を班長が確認するなど役割を持つことで責任感が生まれ、高学年の児童が自ら指導や講師のサポート役に周り、いつも以上にスムーズな運営ができた。

 

  • 英語学習の様子

    ボランティアの手作り教材を使った英語学習

  • 習字の様子

    習字の時間 紙いっぱいに大きく書けました

  • 凧揚げの様子

    凧揚げ 空へぐんぐん上がる凧も自分たちで作りました

  • シッティングバレーの様子

    シッティングバレー 大学生ボランティアからパスを受ける子供たち

  • ボッチャの様子

    仲間の一挙手一投足に大注目のボッチャ


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